私の住む辺りで、この時期に雪が降ったことに驚いたしろくまです。すぐに融けてしまったけど‥‥。
北陸トンネルができるまでの、旧北陸本線跡をたどることにしたしろくま。ここからは国道476号線がそれと聞いていたのですが、
川を挟んだこの道、いかにも単線の線路後の雰囲気があり、ここが本当の廃線跡じゃないかと歩きだしました。
雰囲気はあるんだけど、ここまで家が近くにはないはずだよね。ちょっと不安になりました。お寺の前を歩いていると、おじいさんがいたので聞いてみました。
“あのー、この道は旧北陸本線ですか。”
おじいさん、しばし何だこいつという顔で見ていましたが、
“北陸本線は国道476号線や。”
“あっ、やっぱりそうなんですね。ありがとうございます。”
立ち去ろうとするしろくまに、
“あっちの川に赤い橋があったやろう、あそこから476号線に出れるは。
でなぁ、橋を渡った手前のへんに小さな丘があるんやけど、そこが信号
所の跡や。そっから坂が険しいから、D51が前と後ろについてなぁ。坂
を上がっとったんや。勢いをつけんと上がれんからスイッチバックになっ
とったんや。”
おーーーっ、古くからこの辺りに住んでおられたようで、詳しく教えてくれました。ラッキーーー。
“ありがとうございます。行ってみます。”
渡り、476号線へ。おじいさんの話だと、
この辺りに信号所とスイッチバックがあったみたいです。よし、無事廃線跡に出られたので、476号線を先へと進みます。おじいさんの言う通り、坂道です。しばらくして
北陸道の高架の下をくぐりました。その先には、北陸道の上り線(敦賀方面行き)の上を新幹線の高架がクロス。道はどんどん上っていって、前方に
トンネルが見えてきました。見るからに鉄道のトンネル。
旧北陸線、樫曲トンネル。今は歩道になっていて、
煉瓦を積み上げて造られていました。87mのトンネルです。トンネルを抜けると、
またまたトンネルが見えるではないか。
こちらのトンネルは道路の拡幅工事によって、元々のトンネルを壊して造られたとのことでした。
道は、左手に見える北陸道下り線(福井金沢方面行き)に沿って登っていきます。
結構家の数も多い。ここが、
新保駅跡。記念碑も立っていました。
さらに道は上っていきます。
こんな字読めない。すると遠くに
さっきま集落よりも開けていて、農地が多い。石積みの畑もあります。そんな集落の真ん中に
学校。葉原(はばら)小学校。その反対側には
神社がありました。日吉神社だったかな。脇に看板。
こちらは“はんばら”となっていますね。地元でははんばらと言っているけど、行政ははばら何でしょうね。ここから国道は右へと曲がっていきます。でも、旧北陸線は左の方向。
農地の広がる中を進んで行きます。
オオイヌノフグリの咲く道をさらに上っていきますよ。
つづく