明日、思い付き衝動旅に出るしろくまです。
琵琶湖疎水沿いの遊歩道から、
山科の街を臨みます。景色がいい。この道は本当に散歩にいいなと思います。
道端にさっき降った雪でしょうか。まだ白く残っている遊歩道を東へしばらく歩くと、
2号トンネルの入り口がありました。
琵琶湖疎水。明治字体に造られたびわ湖と京都を結ぶ水路です。京都ではここを流れてきた水が、日本初の水力発電所、蹴上発電所の動力として使われ、京都の市電を走らせていました。また、当時はびわ湖と淀川を結ぶ重要な物資の輸送ルートでもありました。今は春と秋、観光用にびわ湖から船を走らせてますよ。以前歩いた時は、満々と水が流れていたのですが、
この日はちょろちょろ。さては滋賀県“水とめたろか”をやっているのではと思うほど。
びわ湖まで4kmの標識のあるところで、遊歩道は終わり、一般の生活道路に合流しました。
疎水はトンネルに入るのですが、まさかトンネル内を歩くわけにはいかない。つまり、これから前方の山を越えます。
水門のあるところを越えてしばらく進むと、疎水は
トンネル。というわけで、山を越える道へと向かいます。あれれれっ、いつの間にか
大津のマンホール。ということは滋賀県に入ってます。道には自信がなかったのですが、
だんだんと細くなってきました。お地蔵さんにこの先の無事をお願いし、いよいよ山道へと入っていきます。しばらく進むと、
これなぁんだ?????
これは疎水第1トンネルの空気穴。つまり、この真下に琵琶湖疎水が流れています。おっ、倒木。山の方を見ると、
結構デカいです。その横を通り過ぎたところで、山道は市道に合流します。そこが小関峠の頂上で
峠のお地蔵さんの祠があります。祠の中にベンチがあったので、しばし休憩。
さてさてこのお地蔵さんですが、
説明書きがありました。大津市が市道を拡張工事をした際にたまたま掘り出されたお地蔵さんを小関峠の頂上のこの場所に移したものだそうです。説明書きには十数年前と書いてありましたが、説明書きの書かれた日付がなかったので、いつから十数年前かはわかりませんでした。
そんな峠のお地蔵さんに、
休ませてくれたお礼にスニッカーズを一つ置いて、今度は峠道を下っていきます。
でもね、上りよりずっと怖かったです。ところどころ凍結してましたよ。峠を下り、
民家も見えてきました。どうやらこの日は京都よりも滋賀の方が積雪が多かったみたい。
白と赤が綺麗だね。そんな道をさらに下ると、
この先にびわ湖があるんだよ。ここからは北へ向けて歩きます。
つづく