関門海峡。本州と九州の間の海峡。
狭いところでは、700㍍しかありません。
一日に700席もの船が行き来するそうです。
潮の流れが速く、絶好の漁場でもあります。なので、
私が行ったときも、釣り船がいっぱい海峡にいました。
大きな船は、釣り船に危険を知らせるため、常に汽笛を鳴らしています。
その音が山にこだまして、何度も聞こえます。
時には、海上警察の船が来て、
“この辺りは大型船の航路にあたります。
速やかに移動してください。”と、釣り船に警告していました。
門司港駅から、歩いて関門海峡大橋の方へと向かいました。
門司港レトロ泉の線路を通り過ぎました。
春から、秋にかけて門司港駅からトロッコ列車を運行しています。
橋が近づいてきました。
そして、橋を通り過ぎ、ようやく到着しました。
関門トンネル人道の入り口です。ここから、歩いて本州に渡る。
これがこの日の1番の目的です。
対岸までトンネルが続いているのです。
まずは、
エレベーターで、智か50㍍まで下りていきます。
トンネルが続いています。床には、
下関の文字。海の下の歩道。約700㍍あります。
誰も歩いていないのかと思っていましたが、
ジョギングやウォーキングをしている人や、
自転車やバイクを押して通っている人、買い物に行く人。
日曜なので、観光客らしい人など、結構往来がありました。
トンネルの真ん中まで行くと、
県境があります。そしてついに、
本州、山口への第1歩。
やったぁー、九州から歩いて本州に帰ってきたぞぉ。
壁には、
こんな絵がありました。
約10分ほど歩いたでしょうか。
関門突破記念のポスター。そして
門司側と同じようなエレベーターに乗って、今度は登っていきます。
そこはもう下関。さっきまでいた門司港は対岸です。
長州藩が関門海峡を守るために使っていた大砲や、
壇ノ浦の戦いの様子の像がありました。そして、
それらを題材にしたドラマに出演された方の手形。
上は、滝沢秀明さん、下は、松坂慶子さんです。
壇ノ浦といえば、幼い安徳天皇が
源平合戦で入水自殺したところです。
そのことを記した石碑もありました。
そして、こんな人もいましたよ。
紙芝居のおじさん。長州出身の歴史に残る人物の紙芝居をしていました。
なかなかの名調子。
高杉晋作の話を聞きながら、ようやく本州に着いたという
実感が湧いてきました。
さて、下関といえば・・・・・もちろんふぐ。
山口ではふくというそうです。次回は下関グルメ。
つづく