市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。
せっかくなので?私のコメント入りです。
市民ZOOネットワークメールニュース2023年8月号
スタッフより
こんにちは!スタッフの山田倫太郎です。
猛烈な暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
都内はヒートアイランド現象が相まって、歩いているだけで汗が止まりません。
市民ZOOネットワーク内で夏の大イベントは、スタッフがエンリッチメント大賞の一次審査を通過した取り組みに対して現地調査を行うことです。
この現地調査は例年夏に行われ、当該の動物園・水族館を訪ねて職員の方にヒアリングをします。
その結果をふまえ、秋ごろに開催される二次審査(審査委員会)でスタッフが審査委員に対してプレゼンをし、
審査委員の討議により授賞する取り組みを決定します。
専門家を中心とした審査委員を設ける一方で、スタッフによる現地調査を通じて、
受賞取り組みが「市民ZOOネットワークの総意」かつ「市民から見ても良い取り組み」になっていると思います。
特に昨年新設された正田賞は市民の視点が重要だと考えています。
このような現地調査には、スタッフ個人としてのメリットもあります。
例えば、現地調査の前に取り組みの対象となった生物が野生ではどのような環境で暮らしているのかなど予習することで、
より深い理解を得ることができます。
また、福祉の問題などは他のスタッフに教えていただき情報を集めることで、
市民ZOOネットワークのスタッフとして必要な知見が広がることが個人的に意味のあることです。
さらに、現地調査により、各園館の方々とスタッフや市民の方々と直接対話できることも、ネットワークが広がる良い機会だと考えます。
自薦/他薦に関わらず快く現地調査を受けてくださる各園館の方々には心から感謝しています。
引き続き皆様のご協力をいただき、市民ZOOネットワークの活動を充実させていきたいと思っております。
くまおコメント
暑い季節がやってまいりました。
どうしてもクーラーが苦手で寝るときは消して寝ているのですが
いつか死んじゃうんじゃないかと不安になる暑さです。
そんな暑い中、ヒアリングがスタートしております。
ヒアリングではどんなことを聞いているの?と気になる方もいらしゃるでしょうか?
ちょっと簡単にご紹介すると、
・時系列にそって、いつ、誰が始めたのか。
・現在は、どうなっているのか。
・観察や検証をして効果を確かめているか。
・将来の展望は、どのようなものか
などなど聞いていきます。
その他には
・このアイディアは、どこから出てきたのか
・内部での連携、外部との連携があるのか
というところも聞いたりします。
エンリッチメント大賞は基本的には上記のようなことを質問してきましたが
正田賞ができて昨年は質問の幅が広くなり
さらに私たちは頑張ってお勉強しないと!感じました。
今年はどんなことを学べるでしょうか?
とても楽しみです。
■エンリッチメント大賞2023、一次審査が終了しました!
4/15〜6/15の2ヶ月の募集期間で、エンリッチメント大賞2023の応募を受け付けました。
ご応募くださった皆さま、ありがとうございました。
エンリッチメント大賞2023は、現在一次審査(書類審査)が終わったところです。
一次審査通過の動物園・水族館への個別連絡を終えたところですので、これから調整のうえ、現地調査を実施してまいります。
毎年10件前後の一次審査通過の取り組みがありますので、スタッフで手分けして各地の動物園・水族館を尋ねます。
夏休みシーズンに重なってしまい、この作業もけっこう大変なのですが、これが市民ZOOの夏!という感じでもあります。
審査の進捗については随時このメールマガジンなどでお伝えしていきますので楽しみにお待ちください。
※エンリッチメント大賞2023は(公社)日本動物園水族館協会の後援を受けています。
○募集期間
2023年4月15日(土)〜6月15日(木)(当日必着) ※締め切りました
※募集期間にご注意ください。
○応募について
動物園や水族館での動物たちの暮らしを豊かにしていると思われる取り組みをご応募ください。
園館関係者の皆さまからの推薦もお待ちしています。複数の応募も大歓迎です。応募フォームからご応募ください。
http://zoo-net.org/enrichment/award/2023/form.html
※応募の詳細や注意事項については、募集要項をお読みください。
○表彰
動物たちの生活がより豊かになり、エンリッチメントや動物たちの暮らしについて来園者の理解が進むような
取り組みや施設について選考し、「大賞」「正田賞」「その他各賞」をそれぞれの基準で評価し選定します。
発表は【2023年10月ごろ】を予定しています。
表彰式ならびに受賞者による記念講演は12月9日(土)に東京大学弥生講堂で開催予定です。
社会情勢によっては、会場の変更や、オンライン開催、または実地とオンラインのハイブリッド開催などの可能性もあります。
詳細は、http://www.zoo-net.org/enrichment/award/2023/ をご覧ください。
くまおコメント
ヒアリングにあわせて美味しいもの食べてきます。
それもあわせて市民ZOOの夏ですね。
今年の授賞式は
12月9日(土)
毎年12月の第一土曜日でしたが今年は第二土曜日です。
みなさまぜひ予定表に書き込みお願いいたします~
■「エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会」
オンライン開催のご報告とYouTubeでのアーカイブ配信のご案内
2022年12月3日(土)に「エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会」を開催しました。
講演会のようすは引き続きYouTubeでアーカイブ配信しております。
審査委員の川端裕人さんによるトーク「エンリッチメント大賞レビュー2022」と、
大賞・努力賞・正田賞を受賞された皆さまによる受賞者講演の計4編を公開しています。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLよりご視聴ください。
★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA
■エンリッチメント大賞へのご支援をお願いします
平素よりたくさんの皆さまからご支援の寄附をいただき、ありがとうございます。
今年度も引き続き“コロナ禍”の影響による制約があるなかでの運営となりましたが、
みなさまからのご支援のおかげで、無事に大賞を決定し、表彰式も開催することができました。
毎回のお願いですが、引き続き、来年度以降の開催へのご支援をよろしくお願いいたします。
今年度は目標金額を75万円に設定しておりますが、毎年なかなか満額には達成できず、苦しい運営が続いております。
動物たちのより良い暮らしをサポートするため、多くのお心添えをお待ちしています。
目標金額:毎年約75万円(募集、審査委員会開催、現地調査、表彰式&講演会)
お振込先:
【郵便振替口座】00110-1-56206 市民ZOOネットワーク
【ゆうちょ銀行】〇一九店、当座口座、0056206
(エンリッチメント大賞継続への寄付である旨ご記載をお願いします)
★エンリッチメント大賞特別寄付ページも開設!★
昨年度と同様にクレジットカードでお支払いいただける寄付ページを開設いたしました。
特別寄付ページ⇒ https://award2020.thebase.in/
お寄せいただいたご支援は、エンリッチメント大賞の運営資金とさせていただきます。
ご寄付いただいた方には、お礼として、2023年のオリジナルカレンダーをプレゼントいたします。
(寄付後に画像データをダウンロードいただけます)
★★市民ZOOネットワークでは、環境エンリッチメントの試みを、市民が理解し、評価し、応援する社会づくりを目指し、
今後もエンリッチメント大賞を継続していきたいと考えています★★
■市民ZOOネットワーク9月セミナー参加者募集!
日時: 2023年9月2日(土)13:00〜14:30(第一部)/14:30〜16:30(第二部)
場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
プログラム:
第一部 講演会 「動物園のボランティアが動物学者になった!」
講演者 辻大和先生(石巻専修大学准教授)上野動物園で東京ボランティアーズ(TZV)として活動していた学生の辻大和(つじやまと)さんは、
野生動物の観察と研究を続けて、『与えるサルと食べるシカ つながりの生態学』 地人書館というタイトルの本を出版する動物学者となりました。ボランティア活動をしていた時から現在の研究にいたるまで、ご自身の言葉で「動物園のボランティアが動物学者になった!」のは、どうしてなのかを語っていただきます。
*辻先生のご講演では市民ZOO理事であった故永井和美さん撮影の写真をたくさん紹介いただく予定です!
第二部 動物園水族館ボランティアの集い
全国の動物園・水族館には、ボランティアとして活動している方がたくさんいらっしゃいます。そういう皆さまに集まっていただき、ボランティア同士の繋がりを模索したいと希望しています。
参加対象者:興味のある方はどなたでも(第一部、第二部どちらかだけの参加も歓迎です)
参加費:市民ZOOネットワークサポーター 無料 一般 1,000円
申し込み:以下のURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/5R9cW7ZvSUmNYTQGA
▼研究会&イベント情報‥‥‥‥
■スマスイ閉園記念 プチフォーラム「水族園インサイドストーリーズ」
1957年神戸市立須磨水族館として開館、1987年に日本初の「水族園」に生まれ変わり、
半世紀以上にわたって歴史を刻んできた須磨海浜水族園は今年5月その幕を閉じました。
市民の憩いと学びの場として、また神戸・須磨のシンボルとして数多くの人々に親しまれてきた水族園。
その知られざる裏話やエピソードを聞きながら、あらためて水族館という存在について考えるセッションと交流のひとときをご一緒しませんか。
【ナビゲーター】 佐名川 洋之 / 元須磨海浜水族園 学芸普及グループ長
姫路大学教育学部講師(非常勤)/わくわくネイチャーらぼ神戸 主宰
水族園オープンから指定管理者制度導入期まで職員としての現場経験から、水族館学的トピックスや現場目線の裏情報など運営サイドの視点を中心に、
さまざまな角度から追想と内外の客観的評価なども交えて話題を提供します。
【MC】 宮本 江津子 / 元須磨海浜水族園アクアジェンヌ
【開催日時】 2023年8月26日(土)
Part1 13:00〜14:30 Part2 15:30〜17:00
【会場】大阪 Gallery cafe *Kirin*
【参加費】 各回 1,000円 ※釣銭の要らないようお願いします。
【テーマ】
(Part1)「水族園とさかなたちの大震災」
日本の水族館発祥の地といわれる神戸に日本初の「水族園」誕生、波の大水槽と生きざま展示、ラッコ飼育の奮闘、大震災など当時を振り返って
さまざまな話題を提供していただきます
(Part2)「スマボラヒストリー」
周囲の反対を押して水族園にボランティアを導入した当時の経緯や05年にはじまった指定管理者制度まで、当事者としての葛藤や
知られざるエピソードを語っていただきます
詳細はhttps://fb.me/e/2Q688hyDs
くまおコメント
東京でも、大阪でもボランティア繋がりのイベントです
ぜひぜひご参加くださいませ。
みなさんのお住まいの近くの動物園・水族館には
ボランティアはあるでしょうか?
ボランティア、というと
無料奉仕というイメージがあるかたも多いかもしれませんが
「自発的な意志に基づき他人や. 社会に貢献する行為」という
意味合いをもっているようです。
動物園・水族館でのボランティア活動は
来園者、子どもたちのため、動物たちのため、野生動物のため、環境のため
あらゆることに貢献できるスーパーボランティアなのでは!と思っています。
どんな活動をしているか、興味をもってもらえたら嬉しいです。
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水分をしっかり持って、
8月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨