市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。

せっかくなので?私のコメント入りです。

 

    

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市民ZOOネットワーク
メールニュース
2023年5月号
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市民ZOOネットワークは動物園の飼育動物一個体一個体のQOLを市民一人一人の手によって高めていけるような社会を目指しています。

▼スタッフより‥‥‥‥

こんにちは!スタッフの山田倫太郎です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

4月8、9日に京都市動物園で行われた「野生動物園学のすすめ2023」に参加し、市民ZOOネットワークとしてブース出展と活動紹介のトークを行いました。
僕は昨年に続き、2回目の参加でしたが、野生動物に関わる講演会と他のNPO団体との交流が勉強になるイベントでした。
特にアジア・アフリカの野生動物生息地で調査や保護を行っているNPO団体と交流することで、市民ZOOネットワークのあり方と僕個人がとらなくてはいけない行動を確認することができた点がよかったです。
僕が思う動物園の役割とは、市民がもつ生物への関心を高めて生物多様性の保護に興味をもってもらうことだと考えています。
しかし、動物園で飼育されている動物に興味をもったとしても、具体的に次に何をすればいいかわからない人が多いのが現状だと感じています。

その中で今回一緒にブースを出展をした、ボルネオ保全トラスト・ジャパン、オランウータンリサーチセンター、ビーリア(ボノボ)保護支援会、マハレ野生動物保護協会は、
動物園で飼育(公開)している海外の動物の生息環境を調査・保護の活動をしています。
主に非営利の団体のため、保護・調査を行うためには活動に共感した市民からの寄付の仕組みが重要です。
これらの団体への寄付は動物園の飼育動物に興味がもった人が選択できるなわかりやすい行動です。
特にボルネオ保全トラスト・ジャパンが発信している内容は、我々の生活のなかで金銭の寄附に限らず「まず何をすればいいのか」が明確であるため、
「動物園で世界の生き物に興味をもった次の段階」として効果的でわかりやすいと感じました。
反対に日本の動物園には「地域の憩いの場」として重きを置いている公営動物園が多いので、海外の動物への直接的な寄付が難しい面があると思います。
例えば動物園が、ある市内の税金を積極的に海外のために使うわけにはいかないからです。
それならば、僕は動物園がもっとその動物園がある地域に生息する動物や里山を学ぶことができる施設になればいいと考えます。
それを地域の自然保護に対する理解や寄付につなげることができれば、動物園が地域を豊かにできる可能性があるからです。
今回の京都市動物園のイベントでは、プログラムとして小中学生を対象とした『「わたしたちの身の回りの自然」を発見するワークショップ』も行われており、そのようなイベントがもっと盛んになればいいと思います。

では市民ZOOネットワークは何ができるでしょうか。市民ZOOネットワークは動物園を通して人と動物の関係を考えるをテーマにする団体です。
「次の行動を示していく」だけではなく、動物園を理解することで、「人と動物との関係を見直すきっかけをつくること」も目指しています。
今回のイベントを活かして我々の役割を今後とも考えていけたらと思います。
 

 

京都市動物園のイベントに参加してきました!

昨年のイベント開催日はすごく暑くて、かき氷食べに行きたーい!と言っていたのに

今年はすごーく寒かったのです。季節の変わり目は大変です。

 

NPOの活動はさまざまですね。

たくさんの団体が熱心に活動しているわけですが

動物園・水族館との連携がもっと盛んになれば良いのにと思います。

日本の動物園・水族館の中の人は何でも屋さん、

なんでもうまくこなしてしまいますが

もう少しいろいろなところと連携して、頼っていくことは

もっともっと動物園・水族館の活動を知ってもらうことにもつながると思うのです。

 

 

 

■エンリッチメント大賞2023

募集開始しました!

探してください、動物たちの豊かな暮らしのためのアイディア
—動物園・水族館で見つけた環境エンリッチメントをご応募ください—

4月15日から、22回目となるエンリッチメント大賞2023の募集をスタートしております。
http://www.zoo-net.org/enrichment/award/2023/

動物園や水族館で環境エンリッチメントの取り組みを探すことは、動物の生態や行動への理解を深めることにもつながります。
エンリッチメント大賞への応募を通じて、お気に入りの動物をもっと理解してみませんか?
たくさんのご応募をお待ちしています。

※エンリッチメント大賞2023は(公社)日本動物園水族館協会の後援を受けています。

○募集期間
2023年4月15日(土)〜6月15日(木)(当日必着)
※募集期間にご注意ください。

○応募について
動物園や水族館での動物たちの暮らしを豊かにしていると思われる取り組みをご応募ください。
園館関係者の皆さまからの推薦もお待ちしています。複数の応募も大歓迎です。応募フォームからご応募ください。
http://zoo-net.org/enrichment/award/2023/form.html
※応募の詳細や注意事項については、募集要項をお読みください。

○表彰
動物たちの生活がより豊かになり、エンリッチメントや動物たちの暮らしについて来園者の理解が進むような取り組みや施設について選考し、
「大賞」「正田賞」「その他各賞」をそれぞれの基準で評価し選定します。
発表は【2023年10月ごろ】を予定しています。

表彰式ならびに受賞者による記念講演は12月9日(土)に東京大学弥生講堂で開催予定です。
社会情勢によっては、会場の変更や、オンライン開催、または実地とオンラインのハイブリッド開催などの可能性もあります。

詳細は、http://www.zoo-net.org/enrichment/award/2023/ をご覧ください。


■「エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会」
 オンライン開催のご報告とYouTubeでのアーカイブ配信のご案内

2022年12月3日(土)に「エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会」を開催しました。
講演会のようすは引き続きYouTubeでアーカイブ配信しております。
審査委員の川端裕人さんによるトーク「エンリッチメント大賞レビュー2022」と、大賞・努力賞・正田賞を受賞された皆さまによる受賞者講演の計4編を公開しています。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLよりご視聴ください。

★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA

【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会 実行委員会
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 e-mail:info@zoo-net.org
 

 

 

募集、はじまっております!!

今年もよろしくお願いいたします。

 

エンリッチメント大賞のレベルもどんどんあがっていて

応募のハードルも高い!と感じていらっしゃる方も多いようです。

が!

エンリッチメント大賞が盛り上がることで
市民がどれだけ動物の福祉に気をかけているのか、
とても大切なことなのだと多くの人に気づいてもらえる
きっかけになるかもしれません。

 

さらに、飼育担当者にとっては

応募があると「見てくれている人がいるんだな」と

とても励みになるようです。

 

ぜひぜひ、動物園・水族館へ、応援の一票と思って

応募してみてはいかがでしょう。

 

 

    

‥‥研究会&イベント情報‥‥

 

 

▼クロストーク情報‥‥‥‥

【市民ZOOネットワークCROSS×TALK】
「〜ダブル本田が語る〜 動物園の動物福祉をデザインする」

今回はニューヨークから本田公夫さん、北海道から本田直也さんをお招きするという豪華なクロストークを開催します。前半はそれぞれお話し頂き、後半はクロストークでたっぷり語っていただきます。

日時:2023年6月4日 (日)
開演:16:00〜19:00 (開場15:30)
参加費:3,000円

講師:
【本田公夫氏】
元 Wildlife Conservation Society 展示グラフィック部門スタジオマネージャー、現The Maritime Aquarium at Norwalk 展示ディレクター臨時代理
欧米では動物園で動物を飼育展示することの正当性を疑問視する声が以前からあり、日本でもそうした声が少し聞こえるようになってきました。
ではなぜ動物を展示するのか?どうしてこの動物なのか?福祉や保全は伝わっているのか?
「伝えるための施設」という面から日本の動物園・水族館の課題をお話しいただきます。

【本田直也氏】
(一社)野生生物生息域外保全センター 代表理事、本田ハビタットデザイン代表、、札幌市円山動物園 客員研究員
動物を展示するにあたり福祉的に飼育できるかどうかは大きな課題のひとつとなります。
福祉評価の重要性とその裏に孕む危険性等を述べたうえでこれからどのように動物福祉を運営や組織やシステムに落とし込むのか、今の動物園、水族館におこっている問題点とこれからの課題をお話しいただきます。

チケットはこちらから↓
https://kiringallery.thebase.in/items/73054148
☆チケットは完売しました☆
当日の録画がうまくいけばアーカイブを販売予定です。
販売が決まりましたら市民ZOOネットワークのFacebookページ等でお知らせいたします。


▼研究会&イベント情報‥‥‥‥

■盛岡市動物公園ZOOMOが人とニホンツキノワグマのよりよい共生環境をつくる取り組みとして、
 シリアスゲームを開発するための寄付集めをスタート!

盛岡市動物公園ZOOMOより、新たなクラウドファンディングの企画についてご紹介いただきました。

これまで“人、動物、環境(生態系)の健康は相互に関連していて一つである”という考え方「One World One Health」を事業理念に掲げ、
これまでさまざまな野生動植物をテーマにした自然体験プログラムや保全教育活動に力をいれ、身近な野生動物と人とのより良い関係に向けた取り組みを続けてきた盛岡市動物公園ZOOMO。
昨今、人里におりてくるクマやそれによる被害についてのニュースが多く取り上げられるようになり、人と距離が近くなったように感じられる「身近な動物」のクマ。
盛岡市動物公園ZOOMOは、このクマと人との共生に焦点を当て、よりよい共生を考える環境教育の手段としてシリアスゲームを開発するそうです。
そして現在、開発するだけでなく、より多くの人にこうした課題や盛岡市動物公園の取り組みについての認知拡大を目指し、ゲームの開発費用をクラウドファンディングで募っています。

期間:5/10(水)〜6/30(金)
目標金額:220万円
詳細は以下のページをご覧ください。
URL:https://readyfor.jp/projects/zoomo-bear

 

盛岡市動物公園ZOOMOは

大規模な改修工事を経て4月20日にリニューアルオープンしました。

 

 

 

HPには

 

盛岡市動物公園 ZOOMOは
“人、動物、環境(生態系)の健康は相互に関連していて一つである”という考え方
「one world – one health」を理念に掲げ、野生生物の保全のみならず、
自然環境の保全、人の福祉、動物の福祉(Animal Welfare)に資する
事業を展開して参ります。
 

とあるように動物福祉にも力を入れ

パワーアップ!した動物園に生まれ変わっているのではないでしょうか!

これからも注目してまいりましょう!

 

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行楽シーズンです

5月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨