本日はスナネコ!その2です。

 

実は昨年の2月にUAEへ

そしてAl Ain Zooアルアイン動物園にいっていました。

写真の説明はありません。

その時点ではSand cat Conservation Center・Breeding Center

スナネコ保護センター・繁殖センターは絶賛建設中!でしたが

画像

 

まもなくオープン!するようです。ということで色々調べてみました。

(英語苦手なので間違っているかもです。Google先生に聞きつつ調べました)

 

世界初のスナネコ繁殖センター

スペースは279㎡ 15〜20頭で繁殖グループが形成されているとのこと。

スナネコは単独性ですが浅い巣穴を交互に共有することがあるようです

(同時に巣穴を占有することはない)

施設の中の写真はまだ見つけることができませんでしたが

Al Ain Zooが発行している機関誌的な?冊子にちょこっと紹介されていました!

 

スナネコ繁殖センターは
スナネコが呼吸器系の感染症にかかりやすいことに考慮し
厳格な基準に基づいて温度と湿度を管理します。
繁殖センターでは、プログラムにもとづいて

個体群の遺伝的多様性を高めること

スナネコの数を増やすことに貢献します。

ほかにも色々な記事を見てみましたが

”呼吸器系の感染症にかかりやすいことに考慮した
厳格な基準に基づいて温度と湿度を管理します。”ということは

とてもしっかり書かれているように感じました。

プレスリリースがしっかりしているのかもしれないです。

 

Al Ain Zooがおこなっている繁殖・研究

 

こちらの動画はこれまでの成果がわかりやすくまとめられています。

アメリカのシンシナティ動物園とその絶滅危惧野生動物研究センター(CREW)と

共同で繁殖の研究をはじめました。

アル・アイン動物園のスナネコのオス4頭から精子を採取。
凍結してアメリカに移送。
2018年には、この精子サンプルを使って、
北米、欧州、中東の猫を繁殖させ、その結果3匹の猫が誕生しました。

残念ながら、彼らは出産時の合併症により死亡しましたが

大きな科学的進歩と考えられています。

その他遺伝子の研究などがおこなわれているようです。

(Royal Zoological Societyコットランド王立動物協会と協力)

スナネコとアフリカやアジアの他の野生の猫を

遺伝的に比較する研究などもされているようです。

 

日本にスナネコがやってきたとき

どうぶつ王国では日本固有の野生ネコである

ツシマヤマネコの保護に力を入れている。

同じ小型のネコ科動物の飼育経験も大切として迎えたという。

という報道もあったので日本での飼育で

スナネコとツシマヤマネコの生態の違いが

わかることを期待されているのでしょう。

 

世界中の動物園が助けあって繁殖を目指しています。

日本の動物園にいるスナネコたちもその一部。

忘れないようにしたいですね。

 

2014年に開催されたスナネコ研究会?(スナネコ地域管理計画)については

http://www.catsg.org/fileadmin/filesharing/3.Conservation_Center/3.4._Strategies___Action_Plans/Sand_cat/Banfield_et_al_2014_Arabian_sand_cat_status_review_and_conservation_strategy.pdf

パッと読む英語力は持ち合わせていないので

地道に読んでみたいと思います。

 

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