市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。

せっかくなので?私のコメント入りです。

 

 

 

市民ZOOネットワークメールニュース2026年1月号

スタッフより

 

▼スタッフより‥‥‥‥こんにちは。
スタッフの山田倫太郎です。

こんにちは。
スタッフの山田倫太郎です。

新しい年を迎え、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

昨年は、市民ZOOネットワークの活動に対し、温かいご支援とご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年始ということで、今年の抱負について少し書かせてください。

改めて昨年を振り返ると、AIの普及と進歩は目覚ましいものがありました。
私が携わるIT業界では、多くの業務がAIによって代替されつつあり、最後に人間に残る役割は「道徳的判断」ではないかと語られることがあります。機械は責任が取れないので、作ったものにどこまで責任を持てるのかが我々の仕事になっていくイメージです。

機械と責任の関係で、よく例に挙げられるのが自動運転車の事故です。もし事故が起きたとき、その責任を誰が負うのかは、道徳的観点からも重要な論点であり、今後の法整備にも関わる問題だといわれています。
近年、「道徳」は単なる感情論ではなく、学問・専門分野としても発展してきています。

尊厳死(安楽死)をめぐる議論があるため、動物園業界にとってもこの流れは無関係ではないと私は感じています。

欧米では、種によって対応に差があり、たとえば類人猿については、積極的に安楽死を選択しないケースも見られるようです。
そこには、宗教などを背景とした、明確な思想やポリシーが存在しているのだと思います。

一方、日本ではどうでしょうか。
日常的にこの問題を考えている市民は、まだ多くないかもしれませんが、日本社会には複数の死生観が同時に存在しています。
その中で、道徳的観点から、日本人の多くが納得できる「動物園と尊厳死のあり方」を、近い将来、示す必要があるのだと考えています。
例えば、もし一人の動物園の獣医さんに、尊厳死を行うかどうかの判断と責任が委ねられたとしたら、あまりにも重いものに感じられるのではないでしょうか。
だからこそ、この議論を、動物園業界全体として主体的に深めていくことが重要だと感じています。
そして、私たちは非営利団体だからこそ、効率や合理性だけに縛られず、このように答えの出しにくいテーマを、みなさんと一緒に考えていけたらと思います。

以上のことから個人的に、道徳や哲学を磨く一年にしたいと考えています。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 

くまおコメント

 

 

年始1回目のメールニュースにしてはヘビーな内容ですね。

動物の安楽殺については昨年に京都市動物園で開催された動物福祉シンポジウムでも

いろいろな議論が交わされました。

動物に関わる人とそうでない人、

関わっている人でも、動物園・水族館・酪農・保健所・・・

それぞれが全く違う感覚をもっているだろうということを再認識しました。

関わっていない人でも、子育て経験、介護経験、看取り経験・・・それぞれの価値観もあるでしょう。

シンポジウムの取り組みの1つに下記のような取り組みがありました

 

安楽殺を考えるタイミング、判断するタイミングにそれぞれシールをはっていきます。

八木さんはそれはそれはさんざんな人生を歩んでいます。

これもまたすべて人生が見えているからこそここかな?と検討できるところもあるよなぁと思ったりすると

私はどこにはったらいいのか、決めることができませんでした。

 

またこのほかにも、ようやく繁殖が上手く行き始めた多産な動物を狭いスペースで飼育、繁殖をつづけるべきか?

繁殖を止めて、のちのちまたうまくいく保証もない・・・

保全活動と動物福祉のバランスなどなど聞けば聞くほど難しくAIでは判断が難しいだろうと感じました。

 

イギリスの動物園3園の安楽殺基準について書かれているポスター発表もあったのですが

判断する際に、動物園の飼育担当や獣医師だけでなく利害関係のないオブザーバー

外部の獣医師や市役所の人、近隣の農家の人などに意見を求めることもあるようです。

日本と世界の動物福祉(倫理?)については佐渡友先生の本がオススメです。

 

なんだか宣伝のようになってしまいますが笑

日本の動物との関わりの歴史から海外の事例まで

丁寧に書いてありますのでぜひ時間があるときにゆっくり読んでみてください。

日本人の倫理や道徳を学ぶにはおすすめの一冊です。

 

エンリッチメント大賞2026最新情報

 

▼エンリッチメント大賞2025最新情報‥‥‥‥

■「エンリッチメント大賞2025表彰式・受賞者講演会」開催のご報告とYouTubeでのアーカイブ配信のご案内

2025年12月13日(土)に、東京大学・弥生講堂にて「エンリッチメント大賞2025表彰式・受賞者講演会」を開催しました。
今年も150名以上の方にご来場いただいての開催となりました。
例年よりも1週間遅い開催となり、名物のイチョウ並木はすっかり落葉してしまっていましたが、今回も和やかな雰囲気の会となったように思います。

講演会のようすは、本日よりYouTubeでアーカイブ配信を開始しました。
審査委員の幸島司郎先生による基調講演のほか、各賞を受賞された皆さまによる受賞者講演を公開しています。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLからご視聴ください。

★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA

【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク エンリッチメント大賞2025表彰式・受賞者講演会 実行委員会
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 もしくはWebサイトのお問い合わせフォームをご利用ください
 

 

くまおコメント

 
 
若手が頑張って早々にYouTubeにアップしてくれました
ありがとうございます~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧になった方はよければご寄付よろしくお願いいたします。

もう少し手軽に寄付がしていただけるよう、ちょっとづつ準備中です・・・!

まだ整っていないので下記からよろしくお願いいたします。↓↓↓↓↓

 

■エンリッチメント大賞へのご支援をお願いします

平素よりたくさんの皆さまからご支援の寄附をいただき、ありがとうございます。
今年度も引き続き“コロナ禍”の影響による制約があるなかでの運営となりましたが、
みなさまからのご支援のおかげで、無事に大賞を決定し、表彰式も開催することができました。
毎回のお願いですが、引き続き、来年度以降の開催へのご支援をよろしくお願いいたします。
今年度は目標金額を75万円に設定しておりますが、毎年なかなか満額には達成できず、苦しい運営が続いております。
動物たちのより良い暮らしをサポートするため、多くのお心添えをお待ちしています。

目標金額:毎年約75万円(募集、審査委員会開催、現地調査、表彰式&講演会)
お振込先:
【郵便振替口座】00110-1-56206 市民ZOOネットワーク
【ゆうちょ銀行】〇一九店、当座口座、0056206
(エンリッチメント大賞継続への寄付である旨ご記載をお願いします)


★★市民ZOOネットワークでは、環境エンリッチメントの試みを、市民が理解し、評価し、応援する社会づくりを目指し、
今後もエンリッチメント大賞を継続していきたいと考えています★★

 

 

研究会&イベント情報

 

▼市民ZOO・セミナー情報‥‥‥‥

■市民ZOOネットワークセミナー 「動物&自然との共生に向けた動物園の意義と可能性」

『動物と人間の関係を考える』(東京大学出版会)を出版した佐渡友陽一(市民ZOOネットワーク理事)から、
人間の限界を踏まえて動物&自然との共生に向き合う視点から、動物園の意義と可能性について話題提供させていただきます。

【大阪会場】
日時: 2026年1月11日(日) 18:00〜19:30
場所:Gallery Cafe *Kirin*大阪府大阪市浪速区恵美須東2-3-17

【東京会場】
日時:2026年1月27日(火) 18:30〜19:45
場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F

申込方法など詳細はホームページをご参照ください。
https://shiminzoo.studio.site/posts/seminar2025


▼研究会&イベント情報‥‥‥‥

▼研究会&イベント情報‥‥‥‥

■ライチョウ基金シンポジウム
  『守ろう、ライチョウ!~動物園の飼育繁殖技術の確立に向けた次なる挑戦~』

日時:2026年1月24日(土)13:00~15:40
場所:富山県民共生センター サンフォルテ(富山県富山市湊入船町6−7)
【第一部】報告「ライチョウ生息域外保全10年の取り組み」
【第二部】パネルディスカッションⅠ「ライチョウ生息域外保全の成果と問題点」
【第三部】パネルディスカッションⅡ「ライチョウの飼育繁殖技術の課題と今後の取り組み」
定員:300人(参加無料)
申込〆切:2026年1月14日(水)
申込方法など詳しくは下記ホームページへどうぞ。
https://www.toyama-familypark.jp/10560

■高山仁志博士講演会
立命館大学総合心理学学部
特任助教 動物園の飼育員さんたち向けにセミナーを10年続けてこられた高山先生にお話ししていただきます
日時2026年1月24日㈯ 
場所:Gallery Cafe *Kirin*
(どなたでも参加できます、セミナー受講者飼育員さんのお話を聞けるかも…)
https://fb.me/e/6WoR5iGV7

 

くまおコメント

 

 

佐渡友さんイベント

ぜひぜひご参加ください!

 

 

 
こちらの本のイベントです!
 

 

お待ちしております!

 

 

 

雷鳥イベントも注目です。

昨年私が雷鳥を見に行ったときのレポートを先日投稿しました

ぜひ読んでみてください。

2025年 生き物活動(・ᴥ・)鳥編 | どうぶつえんにうっかりはまってしまいました

 

 

 

 

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今年もよろしくお願いいたします。

1月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨