ぷんぷんおばけは、どこのうちにも一ぴき、いるんです。ぷんぷんおばけの好物は、おこっている人のあたまか出るけむり。家の中でけんかがはじまると、おばけはとてもうれしそう…。家族の日常をユニークな発想で描いた絵本。
昨日の続き
全てを丸く収めようとする、救世主となるはずだったヨリコちゃんの声を無視しておばちゃんは叫んだ。
「取り込んでるから、待ってね!
次は2番テーブル。2番テーブルどこですかー? ラーメン頼んだ人、手を上げてくださーい!」
おばちゃん、メチャクチャだ…
みんなだいたいラーメンかチャンポンを頼んでいるし、テーブルはほとんど相席で埋まっている。
それに、自分が何番テーブルかなんて、客にわかるわけはない。
そんなこんなで、約10分後、やっと注文を取ってくれ、無事にチャンポンを頼む事が出来た。
「あらーあなた、ちょうど良かったわ!
さっきの見てたでしょ?
チャンポン、これでいいわね?
これを食べなさい、ね?ね?」
おばちゃん以外の誰もが凍りついた
さっきのあのタイミングなら喜んで食べたよ?
でも10分も経ったら、冷めて伸びてるよね。
そんないい加減なことするの?
ここは私はブチ切れてもいいよね?
いや、しかし、ここで怒り狂っては痛風への道まっしぐらな気がする
ここは心を無にして、怒りを鎮めるべきか?
痛風にはなりたくない
言わずに大人しく受け入れたら、余計にストレスが貯まるのでは?
わずか1秒位で、思考がフル回転させるヨリコちゃん。
ここはガツンと言うべきでしょふんがっ?
ええぃっ!
「やめなさい!」
え?
「お客様に失礼でしょ?
お待たせしてすみません、ちゃんと作るので安心してくださいね」
店内の空気が緩んだ
ふ~~~(;´Д`)
ヨリコちゃんは思った。
(おじちゃん、私の代わりにガツンと言ってくれてありがとう。
おかげで私は痛風にならずに済みました)と。
「こういうのにいちいち腹をたててイライラしちゃうんだよね。
心に余裕を持たなきゃ」
とヨリコちゃんは言うが、この場合、それはさすがに無理と言うものだよ…
Q こんなときどうする?
A おばちゃんのキャラにもよる
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