昨日 の続き
もうすぐ、クリスマスです。ねずみのお母さんは、準備に大忙し!
大きな雪だるまやクリスマスツリーが飛び出して、雰囲気を盛り上げてくれます。
小さな子にもわかりやすい、楽しいクリスマスのしかけ絵本です。
カズコさんは、オキタさんがセレクトした店内を見回して目を疑った。
何故なら、オシャレ過ぎるから
引いちゃうくらい(^o^;)
いや、いいのだ、ふだんオキタさんがこういうお店を利用するタイプなのであれば、すんなり受け入れられる
だがきっとそうではない
オキタさんは既にカッコつけて(そう見えた)座っていた。
オサムくんは到着していないが、とりあえずはじめようという事になり、飲み物を頼んだところで、リエコさんがお手洗いに立つと、オキタさんはカズコさんにこう言った。
「ねぇちょっと席外してくれない?」
「はぁ?いきなり二人はダメでしょ?」
と答えるカズコさんに、オキタさんは
「えっ嫉妬?」
と、真顔だ。
ちょっ! どんだけ自信があるんだ!
30分後、オサムくんが到着すると、想像通りお店の雰囲気に引いていた
いつも一緒に行動する、仲良しのオサムくんですら
「いつも近所のチェーン店の居酒屋ばかりだから、どんなお店に連れて行くのか心配だったんですが、まさかこんなにオシャレで…しかもここ、高いですよね?
オキタさんはかなり頑張りましたね…。」
と、そっとカズコさんに耳打ちだ
場が和むにつれ、オキタさんは名言を吐いた。
「まあ、なんていうの?
俺は“居酒屋”じゃないんだよな。
こんな感じのお店が好きなんだよね」
なるほど(-"-;A
「俺気に入ったコがいるとしゃべるんだよねチラリ」
告白?
リエコさんの微笑みを受容と受け入れたのか、どんどん前のめりになって、リエコさんを口説き始めた。
それとは逆にリエコさんがどんどんイスに深く腰掛けて行く。
引いてる引いてる( ̄Д ̄;;
結局リエコさんはオキタさんのガツガツした感じが苦手だという理由で、断ったらしい。
カズコさんから曖昧にね( ̄Д ̄;;
「すごく人は良さそうなんですが…逃げ道がないのと…イエス以外の返事が出来ない質問がちょっと…」
イエス以外無い質問とは、高度なテクニックのようだが、要約すると、会話になっていないという事でよかろうか?
断られた事に、まだ気づいていないというオキタさんだが、仮に気付いたとしても
「なかなかオレのレベルについて来れる人はいないという事か…」
等と言いそうではないか
かくして今年のクリスマスも、シングルで迎えそうなオキタさんであった。
Q クリスマス、オキタさんは何して過ごしたらいい?
A カズコさんとオサムくんもシングルだから一緒に遊んだらいいじゃん。
ついでにリエコさんもシングルね(`∀´)
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