3/4 ジゼル | ほぼサイボーグ009・しろくまのブログ

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おとといからのジゼル話題、3日目です。




このジゼルの役は 私を含め俗世の垢にまみれた女性から見ると

あり得ない性格です。


自分を裏切った男を 親分に背いて助けようとするのですから。

アルブレヒトは助かったら、
あの婚約者と結婚するんでしょ?!



その立場にならないとわからないけど、釈然としないのは確かです。


初演当時も
男性に都合良すぎる話だとか
恋人にふられただけで死ぬか?とか
批評はあったみたいです。

(当時も女性は元気だったのね)

 おじさんも元気  

「裏切った女に赦され救われる」
男性の理想の極みの話ながら


時代が移り変わっても
多くの人に愛され、演じられ続けるのは何故でしょう?





最後にジゼルが到達した 
愛憎のレベルを超えた愛だからです。 

「真実の愛」は


老弱男女問わず、惹き付けられます。

霊的な・・・神的なといっていい
人の理想とする愛の形・・・・



この普遍的な愛の表現が 人の心の奥の理想と結びつくからこそ、

ジゼルは200年近くもの間 人々に愛され続けるのでしょう。



第二幕のフラン・ジゼル






もう一回続く
「おじさんも元気」の意味は明日にでも。

しろくま