陶片遊びⅢ | 呑める器ならなんでも

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呑める器とお酒と美味しいものが好きです。

 こんばんは。春らしくなりました。しかし、スギ花粉飛散全開のようです。
昨年、少し症状らしきものがでましたが、幸いにも今のところはセーフのようです。
つづくヒノキ花粉が心配です。
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 径9.0㎝
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 美濃の灰釉豆皿の見立て平盃です。白い部分が欠けた陶片で入手しました。
時代は江戸の前期から中期頃のものです。
私はこれまでこのような陶片の豆皿や小皿を入手し直して使ってきました。
美濃ものや唐津がほとんどです。昔は小皿の陶片なんかは、オマケとしていただいたり、購入しても千円くらいでした。しかし、今は結構なプライスが付いているようですね。
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 この豆皿を目にした時に、以前同じくらいのサイズの灰釉皿を直して使っていたので、並べて呑もうと思って購入しました。しばらく直しのスイッチが入らず放置していたのですが、やっと重い腰を上げて直しました。しかし、仕上げの化粧はサボってしまいました(笑)。
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 途中の画像です、ポリパテで大まかに成形し、固まったところでカッターナイフと
サンドペーパーで仕上げます。赤のテープはペーパーで傷つけないように養生する為です。ポリパテと本体をアロンアルファで接着すると、後でポロッと外れることもなくなります。
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 先に手に入れた灰釉豆皿と並べてみました。ほぼ同サイズです。
右の時代は室町から桃山頃のものだとブロ友様に御教示いただきました。
ちょっと見はよく似ていますが、仔細を観察するとかなり違っています。
左は器体の厚みがあり、重さが86グラムと66グラムと差があります。
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 高台の造りもかなり違っています。左は碁笥底で右は畳つきが削り出されています。量産品と上手品という感じです。左はピントチ、右が輪トチになっています。
どちらも見込みに目跡がありません、一番上で焼かれたものなのでしょうか。
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 今日の揃えです。右は美濃鉄釉豆皿(9.1㎝)、左は椎の峰新窯印花象嵌(9.3㎝)  です。どれも陶片で入手して直したものです。
昨夜はこの四つで呑みました。
もうひとネタ。
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 前に紹介した、フランスのキュノワールシードルマグカップhttp://blogs.yahoo.co.jp/sirokumachan2001/folder/1018058.htmlです。
口辺が使用による、ダメージがあったので大きな欠け二ヶ所を直しました。
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 下の茶色の部分二ヶ所をポリパテと銀で仕上げました。
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 口辺は釉のムラや細かいホツがあり凸凹した感じになっています。
その雰囲気に合わせる為、パテを粗削りだけにして銀で化粧をしてみました。
技術の未熟さが幸いして、良い感じになりました(笑)。
最近は、こんな感じで遊んでいました。

 それでは、この辺で。