山水文・・・? | 呑める器ならなんでも

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呑める器とお酒と美味しいものが好きです。

 こんばんは。山口県西部地方は、先週から一気に冬になった感じの気候になりました。皆様の地方は如何でしょうか。
 
 私は、晩酌派でその日使う酒器をチョイスして、お盆の上に並べてとっかえひっかえでお酒を呑んでいます。そのチョイスの基準はその日の気分によって変わりますが、皆さんのブログによる刺激が大と感じています。今日は「九州陶」、今日は「美濃もの」、今日は「白磁」等々です。
 今夜、紹介するのは昨日のテーマ「初期伊万里」のメンバーです。
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左 径5.9cm高3.7cm 右 径12.4cm
 
 初期伊万里の三点セットです。盃と小皿と徳利です。徳利は既出のものです。
盃と小皿の絵は山水文とみられるものです。
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 これも山水文と呼んでいいのでしょうか、酒器をはじめて一番最初に入手した初期伊万里です。
 当初、この絵を鯨を描いたものだと思っていました、なんとなく鯨の潮吹きと見ていたのです。
伊万里焼の積み出し港の伊万里付近の松浦沿岸で、昔盛んであったといわれる捕鯨のことが頭にあったのだと思います。その後、この手の絵付けを山水文としている書籍などをみて、「ああ、そうだったのか」と認識を新たにしました。
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 反対側と高台部分です。しかし、いい加減な絵です。どこが山水なのかと思います。そして次は、
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 小皿です。こちらはまだ何となく山水文と言われても納得できるような・・・・。
絵の向きはこれでいいのでしょうか(笑)。これまた何を描いているのか良くわかりません。
勝手に推測すると、上部は月と雲かなと・・・。その下の点々は鳥?、その下は、島の一部で、その横と下は舟かと。オリジナルは古染付にあるのでしょうが、デフォルメしすぎでしょう(笑)。
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 初期伊万里らしい高台です。これは取り皿としてよく登場しています。
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 盃の見込みです。発掘物にしては見込みがきれいです。直径が5.9cmと小さいので、入手した頃はなんだか物足りない感じがしていたのですが、二十年も経つと酒量も減ってきてこれくらいがいいのかなと・・・・。少しさびしい気分になります(笑)。
 
と今日はこんな感じです。それでは。