同じ空気 | 呑める器ならなんでも

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呑める器とお酒と美味しいものが好きです。

 こんにちは。10月に入りましたが、今日は気温が27℃近くあり少し蒸し暑い感じがします。
台風の進路が気になるところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 今日は初期伊万里の豆皿ふたつを紹介したいと思います。
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 左 長径8.5cm高2.5cm 右 長径8.6cm高2.3cm
 
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 酒器をはじめた頃、きちんとした盃は高価で手が出せなくて、平盃になるような小皿を集めていて、骨董店のご主人から、「そんな皿では酒は飲めないだろう。」となかば呆れられていました。
自分でも、好きなものは好きなんだという気持ちとともに、何がいいんだろうと考えてみると、そんな呑みにくい器で、呑む行為自体が楽しいのかななどとと、つまらない結論に至りました。
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 白磁輪花皿になるのでしょうか。発掘物で直しや振りものがありますが、全く気になりません、
むしろあった方がいいと思われるほどなじんでいます、磁肌はとろっとしていて手触りがいいです。
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 こちらは染付福字文皿になるのでしょうか。李朝官窯で皿の中央に福の字が描かれたものを見たことがあります。これはすこし青味がかった肌です。
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 皿なので横からのアングルは絵になりませんね。
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 仕様の全く違う二枚の皿ですが、並べてみると同じ空気を感じるのは興味深いです。まあ、ルーツが同じなので当然と言えば当然なのですが。
 
 このふたつはいつもセットで登場しています。
それでは、今日はこのへんで。