母の文字 | 白ごはんに~うめぼし♪

白ごはんに~うめぼし♪

今はちょこっとパニック症候群。とそれによる開帳足・偏平足による足の痛みで思案中。
日々の小さな いろーんな事で元気を出そうとしてます。





母は俳画やお習字を習っていた。


本人は綺麗じゃないと言って、いつも首を振っていたけれど。


わたしからすると、十分にキレイだと思っていた。


親戚もみんなキレイだったから、大人になったらみんなそうなんだと思っていた。


(´・ω・`)


そうではないことは、すぐに分かる。。。




母の口ぐせ 

「○○オバサンは綺麗だけどね、、、わたしは、、」



○○オバサンは母の5つほど下の妹だ。





色々な書類へのサインが必要なことがあって、母にペンを渡して署名をしてもらうが


場所を指し示し一字ずつ 確認しながら 言葉を添えて行かないと書けない。


自分の名前であっても。


その署名が縦書きならば右の罫線に沿って


小さく細く細くなっていく・・・


カリカリの細い針金のような、ガタガタの字が一字ずつ小さくなっていくのだ。



横書きなら上の線にそって、細く小さくちぢれて行く文字。



○○オバサンへの手紙の返事に、一言書いてもらおうと思っても


言葉も出て来ないから、こちらで考えて、メモ書きしそれを写してもらうしかない。



それも、文章が細く右に寄っていく。




小さな字になって行くのは、ここ1年ほどのことのようで


昨年のサインを見ると、まだ、マシなのだ。




介護認定のための受診で、母は自分の生年月日が言えなくなっていた。


ひと段階どころか、2段階も症状が進んでしまった気がする。





しばらく手紙の来なかった○○オバサンも、昨年の葉書では文字が乱れていて


オバサンもそう言う事になったのだろう・・・と思っていた。



ところが年賀状では又 しっかりとした美しい字になっていた。



(。´・ω・)?


あれ?



オバサンも骨折して調子が悪かった。


と言うのが乱れた文字の原因だったのだ。




身体が痛いのに 唯一の姉に葉書を書いてくれていた。



力強い綺麗な字を見て、ほっとする。




母の小さな震える字を見て、オバサンは何と思っているだろう。








大阪・扇町公園。



お天気がいいと、外でお弁当食べたくなるーーー