さて、いざ歯医者へ出陣!っとなった金曜日は、朝から雨。。。
とても歩いて行く自信が無いので、
子②が高校入学とともに買ったレインコートを、取り出して着てみる。
自転車通学になるので、必要だろうと思ったけれど
一度も使われる事なく、広げられた事さえなかった物。
子② 「学校についてから、脱いだ物をどうするの! ( ̄∇ ̄)
そんなのを、置いておくとこなんかないわ! 」
って言い捨てられて・・・
結局子②は3年間、どんな強い雨の日も傘で通した。
そんな自転車用のレインポンチョの出番だ。
到着したら、レインポンチョやレインハットは大きなビニールの袋に入れて、
大荷物になってしまって、
まぁ、まぁ、ひどい格好だけど、そんな事は言っていられない。
アレルギーで口と目の周りはカサカサした皮膚が起き上がってるし、
目蓋は少し腫れてるし、、、
お化粧は顔の上半分だけ、ファンデーションをつけて、
無色のリップクリームだけ。
もともと顔色は良くないから、病人丸出しな風体になってる。
歯科に着いたらまだ、開いていなくてチャイムであけてもらった。
最近の病院はすべて予約制になっているので、
飛び込みの待ち時間は覚悟していた。
「痛みとかがおありなら、みますけど・・・」
って言いながら看護師さん?受付の人?が開院の準備をしつつ
なんだかミスボラシイ私を見る。
ーーー痛いんです。
「あ、ですよねー 腫れてますもんね。」
ーーーあ、 これはもともと丸い顔なんです。 (⌒・⌒)ゞイヤァ
「でも、こちら・・・」 と、自らの左頬に手を当ててみせる。
おお、当たり! 痛い方は左。
自分で鏡で見ても分からなかったけれども。腫れているのかなぁ。
帰ってから子②に、この話をして どう?って聞いた。
ーーー腫れてる?
子② 「いつもと変わらないけど・・・」
ーーーやっぱり (^○^)
処方箋を出す薬局は周りにいくつかあるのだけれど、
先日の夜に電話をかけた所に寄った。
5・6人も座れば窮屈な感じのする、小さな小さな所だ。
自転車を道路わきに止めたところは、ガラス張りの中からよく見える。
中にはおじさん・おばさんの待っている人がいて、
ノートパソコンを前に広げているおじさんがいた。
あ、そうか・・・この人がこの前の夜の人だ。
ガードマンさんではなかった。 ここの・・・?所長さん?
薬局だから局長さん? 店長さんではないし・・・
個人の店なのかなんなのか、経営の形態も分からない。
要するにリーダー。
いつも患者と大きな声で、政治の話や植物の話、健康の話をしている人だ。
その相手は名前を呼ばれて、薬を受け取って順々に帰っていく。
その日は中で調剤しているのが若い女性で、
薬を渡している薬剤師さんが年配の女性だった。
電話の人かなぁ。
私の番になって名前を呼ばれたら、気がつくかなぁ。
お礼が言えるだろうか。。。
表から新しいおばさんが入って来て、受付の人と何やら話。
受付の人が出てきて、局長さんの座っている後ろの棚を指差す。
受付さん 「取ってもらえますか?」
局長さん 「ん?どれ?」
お客さんと、受付さんと局長さんで %ЖЭ*Й§&▽・・・
薬局だから、商品もいくつか並べてあって販売もしている。
局長さん 「なんぼいんの?」
受付さん 「二つなんですけど、ばら売りは・・・」
局長さん 「かまへん。かまへん。そんなにいらんのやろ。」
と言いながら、受付の若い女性が、あって言う間もなく
浣腸の10個入りの箱をバリっと開けて、中から二個を取り出した。
お客さん 「二つほどって言われてなぁ。」
局長さん 「うん。かまへんで。」
「このままになりますけど。」 っと受付さんは、あのままの形の浣腸を二個
小さなビニール袋に入れながらおばさんに渡した。
局長さんは、「それはな、やっぱりあれやでぇ」 と他のおじさんとの会話を続けながら
開封した浣腸の10個入り箱を、自分の後ろの棚に戻した。
最後の客になった私は、呼ばれて薬を受け取ったけれど
薬剤師さんには、何も言われなかった。違う人かな。
外は雨。
自転車はずぶぬれだ。
出ようとしたら、局長さんが自動扉を開けてくれて
「○○さん言うたら、この前電話しはった人?」
ーーーあ、はい。 そうです。
あの時は、お世話になりました。ありがとうございました。
「ああそう。 いや、名前聞いてそうかなぁって思て。」
って言いながら雨に濡れた、私の自転車のサドルをタオルでササッと拭いてくれた。
ーーーあ、あ、 すみません。 (´▽`)
あの時はほんとに、助かりました。ありがとうございました。
「気いつけてな。(⌒0⌒)」
なんて、なんて、なんて いい人なんだろう。
【HDさん】 「ええ人やねぇーーー」
話を聞いて、一瞬ウルッとしそうになりながら言った。