眠れない夜に温かいミルク

ゆっくり目をつぶれば重力の中に落ちてゆく

瞼の裏には月に照らされた荒野

そこにあ死の影は長く、あまりにも蒼い

甘い香りに誘われれば、いつの間にか毒がまわり

夢から覚める

有機物は平均値を目指すから

そろそろ動かなければ
怠惰な生活の中でシロップ漬け脳みそが笑い出す

そして、皆が嘘をつく

今、見えてる夕日も肺を埋める冷たい空気も甘い蜜が作った嘘

全部、嘘、嘘、嘘、

夜、飛び回る虫はうるさいから

小声で話しましょう

手を濡らさなくてはよくわからない

本当の事、嘘の事

虫の顔をみてごらん、鏡の中の人と同じ顔してらぁ

僕もあなたも
夜のレストランで本を読む
ほんの退屈しのぎ、誰を待ってるわけでもない
時々、聞こえる隣の会話
なぜか安らぐ
人間の脳にはそういう機能が備わっているのさ
遺伝子に組み込まれた寂しさの回避方法が
言語DNAの副産物