場所は 岡山県の中西部 高梁市にある
天柱山(てんちゅうざん)
頼久寺(らいきゅうじ)さん
臨済宗永源寺派の禅宗寺院でございます😄
元々は あのメンヘラ将軍 足利尊氏が全国に建立させた
安国寺の一つでありましたが、後に
備中松山城の城主であった 上野頼久公が再興させたので
その名を寺号と改称したようです。
まぁ その影響かは知りませんが
少しお城の桝形虎口に似た入り口付近
その山門をくぐると
まず正面本堂の左横に
立派な薬師堂が 目に入ってきます☺️
この日は まだ
八重桜が 残っており
彩りを加えてもらえておりましたヽ(*´∀`)
では、早速
そのご自慢の庭園を 拝観することに
ご存知の方も多いと思われますが
こちらの
枯山水庭園を作庭したのが
小堀 政一(こぼり まさかず)さん!!
まぁ どちらかと言えば 小堀 遠州(こぼり えんしゅう)として
その名を馳せておりますね😄
もともと父親の小堀正次は、信長公に滅ぼされた浅井家に武将として仕えており
その後秀吉(秀長)、家康と主君を変えていき関ヶ原合戦後にこちらの備中松山城へ
親子共々赴任してきました。その後、父親の死去により家督を継いだ遠州は
大名武将としてではなく、作事奉行として江戸幕府に貢献してゆき
あの『ひょうげもの』古田織部の門下として 茶道にも精通してまいります。
先ず、本堂の書院から眺めてみると
中央奥の愛宕山を借景にすることにより
庭園全体の奥行き感を感じる設計となっておりますねヽ(^o^)
そして、枯山水特有の石と砂以外に
サツキの大刈込みと上段のツバキの刈込みが特徴的で
直線と曲線との対比 サツキを海原に見立てる手法が印象的です。
また 蓬莱式庭園を象徴する
鶴島(手前)
亀島(中央が甲羅で右に頭)が 配置させてあり
蓬莱思想も反映されており
禅宗寺院のテイストも上手く表現されておりました。
この日は サツキの開花前とあり
早朝からの参拝者は
心行くまで 堪能させて頂きましたヽ(´▽`)/
本来なら 遠州さんが代官をやっていた