たのもしい若人の姿
先月は北海道において、北海男児の意気を見せてもらって、このあいだは東京で関東、東北の健男児の姿を見、本日また関西において、若者の美しい姿を見て、私は心からうれしく思うものであります。
日本がこの前の戦争で負けて以来、日本の人々のなかには劣等感が植えられたような感じがする。しかし、諸君らの姿を見ると、もっともたのもしい姿が見える。日本民衆を救い東洋の民衆に平和を与えるものは、諸君ら以外にないと私は信ずるものであります。
願わくは、教学に、信心に、自分の職業に、今の熱と力をこめて、りっぱな青年になってもらいたいと思うことを、心から願うものであります。
昭和32年9月22日
青年部第三回関西体育大会
大阪陸上競技場