真心の御供養

 

 いまさらいうまでもないが、寺ができたら、寺を大事にしていくことが第一。

 第二には、座談会とお寺参りとを、ごっちゃにしないでほしい。

 

 お講などのある場合には、お寺に御供養をする。寺になにか事があった場合は、入り口に白い紙をおいて御供養をするのです。たくさんとは言わないが、心からするように。

 

 これを初めに言っておかないと、いまだにやっていない寺がある。お布施をすることは、坊さんを喜ばすため

にするのではない。それは、御供養をして、罪障を消していただくためにするのである。

 

昭和31年11月6日

入仏落慶式あいさつ

大阪聖教寺