支部会館の発足
学会は、去年を顧みて遺憾のない闘争をしてまいりました。ことし一年も、また遺憾のない活動をしていきたいと思う。私のことしの楽しみは、大客殿の建立と、その他の大事業を達成することです。
とはいうものの、各支部の会館や、宿坊や、寺院の建設も捨ててはおけないことと思います。この蒲田支部会館にしても、できることなら、八月までに、これを総二階にしたら、どんなによかろうかと思います。
今、各支部で、皆、一生懸命になって支部会館を捜しているようだが、小さな支部で、ろくに折伏もできないでガタガタ騒いでいるようなところは、私は建設しようとは思いません。しかし、格安で、ほんとうにその支部にふさわしい建物が見つかったら、買ってやりたいと思う。
そして、ことしは、大客殿の建立と、その他の事業を楽しみに、おおいにがんばろうではありませんか。これらの事業が、苦しいものと感ずる者はだめです。『衆生所遊楽』いわゆる、われわれは、楽しむために、この世に生まれてきたのです。私は、おおいに楽しみ、戦っていきたいと思っております。
昭和31年1月22日
会館建設あいさつ
蒲田支部会館