情操を高めよう
秋の日に若き乙女と相みては
君等のさちを祈りてぞある
文章は、その人の心の動き、教養をそのまま現すものです。あなた方も、世界の動きをよくみつめ、御書を頭のなかにいれて文章を書いてごらんなさい。
日蓮大聖人様は、佐渡で開目抄、観心本尊抄を、すらすらとお書きなされています。そこには辞書も教典もない。どれほど、頭のなかに多くの知識があられたか。ただ驚くばかりです。
あなたがたも、いつまでも若い情熱をたもち続けて勉強し、情操を高めてほしい。情熱があれば、いつでも歌はできます。
昭和28年10月11日
月例第二回登山会女子部
総本山大石寺理境坊