信心を高める教学
理は信を生み、信は理を求む。すなわち、折伏しても理屈がわからねば信じない。信心ができれば、こんどは理論を求めてくる。求めたところの理は信を高くする。高い信は、信仰に対する理解が強くなる。
大御本尊様へご奉公させるべく、学会は、いま教学に力をいれている。聖教新聞、折伏教典、大白蓮華、御書等を通して、どこまでも信心を高めるために、教学が心要であることをよく考えてもらいたい。
新聞の配布の遅れているのをよく聞くが、配布はすみやかに行なうように。
次に、地区部長、班長、組長に願いがある。あなた方ありてこそ、日本が救われる、尊い一粒の種であり、だいじな方々だ。折伏して指導していくときには、必ず功徳がある。どうか、自分の地区、班、組員を、わが子のごとく愛し、威厳をもってめんどうをみよ。ただし、世法のなかに取りいってはいけない。しっかり御本尊様を拝ませよ。
霊鷲山会のお目通りの際に、堂々とあいさつできるような信心にたたれんことを、願ってやまない。
昭和28年2月26日
本部幹部会
東京教育会館