地区部長の指揮のとり方

 

一、信心折伏の指導をきちんと受けたものは、みな伸びている。指導たるものは、きょくりょく本部と接近して、会長の遺志にふれるように。

 

二、部員より、信頼し、尊敬さるようなものとならねば、真の指導はできません。

 

三、御本尊様をしっかり拝みなさい。自分の欠点をかくしてはいけません。部員に対しては慈悲の目でみ、そのなかにも威厳をたもて。部員のきげんをとってはならない。

 

四、相手に同情しきってしかも威厳をたもて。相手の欠点をズパリと言えるようになりなさい。

 

五、支部旗があるように、地区旗を作るくらいになれ。一地区で、少なくとも五十や六十世帯の成果をあげるように、猛折伏せよ。

 

六、支部長諸君は、たえず人物に目をつけていてもらいたい。支部長、地区部長級の人材を手駒として、いつでも役立つよう心せよ。

 

 支部内の人事刷新を行なう場合は、独断で行なってはならない。学会は、たえず人材本位の粛清を行なっている。一年後の地区部長会にも、また列席できる確信をもって、闘争されたい。支部長は、よき地区部長を選んでもらいたい。

 

昭和28年1月27日

地区部長会

神田旧学会本部

 

 

五万世帯折伏に立て

 

 いよいよこれから、五万世帯の折伏に立つときがきた。御本尊様を安んずるためには、現在の地区部長を、支部長級までに育てなければならぬ。支部長は総支部長となり、大貫録をつけよう。

 

 本部は、この方針でのぞみ、事務も本部から直接地区部長あてとする。大地区部長の貫録で、どこまでも支部長につき、支部長指命のもとに行動をとるのだが、地区部長や、班長のなかで、押さえつけるものがいるが、これはいけない。支部長は、少なくとも組長級まで目を通し、地区員の信心の生活状態がみえねばならぬ。

 

 ことしは、どんどん部長のいれ替えを断行する。これは会長命令であるから、怨嫉してはならない。どこまでも、闘争を徹底していただきたい。

 

昭和28年1月27日

地区部長会

神田旧学会本部