小児マヒ、両親の信心が大切
【問】 七歳の子供が小児マヒなのですが、なおるでしょうか。
【答】 毎回、この質問が出るのです。これは重大な問題です。これは、子供だけの罪障だけでなく、親の罪障
もはいっているのです。親が生きている間はよいが、死んだらどうなるか、という一家の重大な事件です。医者
にかけてもだめです。
しかし、入信すればかならずなおるともいえません。「かならずなおるか、かならず死ぬ」のどちらかです。
早く死ねばよいと思えば、絶対に死なない。どうしても助けてやろうと思えば、六分はなおり、四分は死にます。
死ぬかなおるかは、その人の信心と罪障のいかんによります。
その例は、私が大阪へ指導に行き、疲れて休んでいたら、指導を受けたいと言ってきたので、なんの指導かと
聞くと、病気の指導だというのです。病気の指導は、私にはできないが、行って見ると、子供の腹がふくれてし
まって、どうしようもないのです。しかたがないので、御本尊様にお願いしたが、気になるので、子供を本山へ
連れてくるようにといってきたのですが、その後、死んだそうです。
もうひとりは、築地支部の人ですが、夫婦そろって真剣にやり、座談会に行くのにも、登山するのにも、おぶ
って行ったのです。最後に、この人は完全になおしました。このように、なおるか、死ぬかの、ここに一つの道
しかありません。それは、親子の罪であり、その宿習を転換する、強い信心によればなおるのです。今後の信心
をしっかりやりなさい。これは、夫婦そろってやらなければ、絶対になおりません。この病気は、両親の責任だ
からです。