信仰二年、四人の子供がみな中耳炎

 

【問】 信心して二年になります。四人の子供がみな中耳炎をわずらっています。なんとかなおしたいのです

が。

 

【答】 おかしい、二年も信心してなおせないとは、信心を疑います。

というわけは、私にも子供がおりますが、それが中耳炎になってしまったのです。それから私は、なあに中耳

炎くらい、医者にかけておけばなおるだろうと思って、投げていたのです。そのころは、私の貧乏時代でありま

して、医者の払いが、四十何円たまっていたのです。いまの四十何円ならおどろかないけれども、二十数年前の

四十何円といいますと、ひと月の月給がとんでしまうのですから。それも払えないでだまっていたのです。

 そうしたら、医者がきていうのには、きょうから注射を打つと、しかも一本五円の注射だというのです。いや

あ、おどろきました。四十何円払えないところへ、一本五円の注射を打たれたのではたいへんでしょう。だから、

今後は、子供のことではなくって、親のことになってしまったのです。

 

 そこで私は、大御本尊様にお願いしました。真心こめてお願いしたのです。何しろ一本五円です。ご縁があっ

たらまたおいで、などという調子のものではないのです。

 そして、医者に聞いてみたら、なんと、注射の必要もないし、すっかり変わっているのです。それから間もな

く、ぴたっとなおってしまったのです。

 二年も信心して、中耳炎もなおせないなどと、そんな信心はありません。なおる、なおらないの問題ではあり

ません。なおるに決まっております。