御本尊様のお力と医学の限界
【問】病気について医学でなおるものと、御本尊様によらなければならないものとの限界は、どうなります
か。
【答】 病いに六種類(御書全集・太田入道殿御返事一〇〇九ページ)あります。一に四大不順によって起こるもの
です。それは、かぜ、日射病、ビタミン不足などで、これは御本尊様によらなくとも、医者でなおります。二に
飲食節ならざるゆえに起こるといって、食べすぎ、飲みすぎなどで、これは、御本尊様にお願いするのはもった
いないから、各人で注意しなさい。三には、坐禅整わざるゆえに病む。これは、運動、睡眠等の不足などからく
る病いで、これも御本尊様によらなくともなおります。
ところが、次にあげる三つは、御本尊様の力によらなければ、医者では絶対になおりません。すなわち、四の
鬼便りを得るといいまして、バイ菌・細菌による重病・五に魔の所為といい原因不明の病い、最後に業により起
こる場合でありまして、過去世の業により生じます。金欠病も、その一つです。