長男が熱心に題目をあげない

 

【問】 子供四人をかかえた母中心の生活で、信心をしてから功徳が出ました。その功徳は長男に出ました。そ

の長男は題目だけで、お経を熱心にあげないのです。母親としてひじょうに悩んでいますが、どうしたらよい

でしょうか。

 

【答】 ともかく母親の信心を強くすることです。母親の信心が強ければ、かならず信仰しないおやじが、その

妻を幸福にするように、あまり信仰が熱心でない長男が、母親にしあわせをあたえるように、そういうような結

果を出します。これは不思議なものです。

 

 「魔及び魔民有りと雖も、皆仏法を護らん」ということばが法華経の授記品のなかにあるのですが、一家のな

かに信仰しないものがある。それがばかに家のため、工場のため、かせぐものがある。ですから題目だけ唱えて

いるならば、一応許して、そのかわりいつもお経もあげなさいと注意しながら、いつもいっていなければだめで

す。いつもいっていて、そうして自分の信心を強くしなさい。そうすれば解決します。