息子が信心に反対

 

【問】 息子が信心に反対で、自分(父親)が信心をやめれば、働きに出るというのですが、どうしたらよいで

しょうか。

 

【答】 これは、家庭の間におこる問題でありますから、よくいっておきたいと思います。子供はいくつですか。

十六歳と二十歳でふたりとも反対ですか。あなたはほんとうに子供をかわいがっていませんね。だから親のする

ことに、なんとかなんくせをつけているのです。

 きょうより、心をいれかえて、真剣に、ふたりの子供をかわいがっておあげなさい。そうすれば、自然に解決

します。親が子供を献身的にかわいがって、それで、その親に、はむかうはずがありません。それはきっと父親

が、お金のこととか、母親が、なにか妙なところから、子供を愛する情熱にとぼしいから、家庭にそういう争議

が起こってくるのです。それを御本尊になんくせをつけていると、災難は大きいのです。これが教えたいことで、

ほかに方法はありません。自分からなおしなさい。

 

 子供にやかましいのは、母親でなければならんのです。母親はいくらやかましくても、妙なもので、母親のい

うことをきくものです。ところが、不良になる子の家をみると、父親がやかましい。母親が、父親にかくれて、

子供にものをやるようなことをする、そこから子供が満足にいかん場合が多いのです。あなたの家も、一応反省

してごらんなさい。それ以外にありません。