子供が信心しない
【問】この信心へはいる動機は、子供が幸福になればいいと思って信心しました。ところが、子供が少しも信
心しません。私(母親)だけが信心しているのですが、子供は幸福になるでしょうか。
【答】 これは問題です。子供をしあわせにしてやろうと、一生懸命に信心しなさい。そうすると、あなたがひ
とりしあわせになってしまう。さあ、自分がしあわせになるということは、子供がよくならなければ、しあわせ
は感じられないでしょう。そこが問題です。だから、一生懸命その気持ちで信心していなさい。子供がよくなる
とは、私はいまは申しません。信心しないものが、よくなるわけがないではありませんか。子供がよくならない
と困るといっても、しようがないのです。
馬は水のそばへ連れていけるけれども、水を飲ませるわけにはいきません。うそだと思ったら、引っ張ってい
ってごらんなさい。だから信仰しなければ、しようがないのです。親だからといって、信仰を強いる権利はあり
ません。いやだというものは、しようがないではありませんか。