百四十万円の不渡りで悩む
【問】咋年暮れ入信した人ですが、入信前より百四十万円ばかりの不渡りがあり、現在はどうにもならなくて.
いつ心中するかわからない状態であります。家等は担保にはいっていますが、どのように指導すればよいでし
ょうか。
【答】 金をやってもだめです。その人はそういう宿命をもっている人です。うんとしかってやりなさい。犬で
もトンボでも一人まえに食って生きているのです。人間が生きていけぬわけがない、ただ信心だけやりなさい。
金を貸してはだめです。いくら助けてやっても、なにもなりません。
八百屋で三年間こまり抜いた人がいましたが、この人は信心をしっかりやっていた。いまでは班長になり、り
っぱな生活をしています。なまじっか、金などやらずに、信心だけしっかりやらせなさい。人間一人食っていけ
ぬわけがありません。かならず解決できます。めめしいことをいわぬほうがよい。その人はなまけもので、いま
は運勢が下り坂なのです。商売のへたなものに金の世話をしないほうがよい。「獅子は自分の子を谷底へ落とし、
はい上がった子だけを育てる」といわれます。小慈悲ではだめです。