生活と信心に関する質問

 

七五三について

 

【問】 七五三ということが、法華経から出たときいていますが、これはいつごろどういうところからでたので

すか。

 

【答】 七五三というのは、法華経には全然ありません。六斎日というものはあるのです。これは結経と申しま

して、曇密多という人の訳した経文の中に、観普賢菩薩行法経というのがあるのです。そこに、七五三といえば、

六日間、帝釈天が四天下を回るのです。そこで獣を殺したり、精進行をしなかったり、布施行をしなかったもの

をしかる日を、六斎日とたてているのです。それが七五三に通ずるのです。七と五と三に、帝釈天が、四天下を

回るということになっているのです。それから七五三ということが出てきたので、それは法華経のうちからいえ

ば、結経のうちの、六斎日に通ずる一番あとにあるもので、今日の仏法には何も関係のないものです。けれども

それをたてれば縁日が繁盛するのです。また、二年ずつ子供が生まれたら、理想的ですから。それを七六五四三

だなと生まれたら、つごうが悪いでしょう。