なぜ参院選に立つのか
【問】今回、学会で参院選に立つといいますが、なぜそうするのですか。なぜ勝ち抜かねばならないのですか。
【答】 王法、仏法に冥じ、仏法、王法に合するその時をつくるのが広宣流布の下地です。その時機をつくらな
かったならば、ただ広宣流布、広宜流布というだけでおわってしまいます。「勅宣並びに御教書」(三大秘法抄一
〇二二ページ)とおっしゃっているが、勅宣とは、天皇陛下のお許しです。御教書とは、国会の許可です。その
国会の許可を取るためには、いま政治というものに関心をもたなかったら、いつになっても御教書をもらえない
でしょう。なにも私は日本の国をぜんぶ南無妙法蓮華経にするのではない。ここを思い違いしてもらうと困りま
す。
いかに広宣流布したからといったって、キリスト教も、アミダ教もぜんぜんなくなるというのではないのです。
ただ勅宜ならびに御教書を申し下すという日蓮大聖人のご命令に答えて行かねばならない、そして、本門戒壇を
立てればよい。
国家が国家のこと、あらゆる一大事をここで祈念すれば、かならず国家が安泰であります。早くしなければな
らない。そこで広宣流布の一段階として、参院に出すのです。この次にも出す、私は日蓮大聖人様のご命令どお
りにやればよいのです。各地にそういう人がどんどん出てもらわなければなりません。
私が怖れるのは、日本の国に原子爆弾を落とされるのがこわいのです。それを救うのが広宣流布なのです。
※このころ、政治を監視するため、参院選のみに出すと言われていた。