邪宗の題目について

 

【問】題目のことですが、日蓮正宗でいう南無妙法蓮華経と邪宗のナム妙法蓮華経というのとどう違うのです

か。

 

【答】 まずナム妙法蓮華経というのはおかしい。しかし、それが早くなると、ナンとならなければならない。

上の二字だけではナムで帰命という、生命を捧げ、信じ奉ることであるが、とんでもないことを言う人がいて南

無があれば北もあるだろうといって、北無妙法蓮華経といったそうです。

 

 日蓮正宗の題目と他宗の題目とはどう違うかというと、外見は同じでも、中味は違います。着物にもいろいろ

あり、人間といっても、泥棒もあれば大金持ちもいます。南無妙法蓮華経といっても、名前は同じでも内容は異

なります。御本尊のことを一大秘法といいます。これが三大秘法に開かれて、本門の本尊・本門の題目・本門の

戒壇となり、さらに題目が信と行、本尊が法と人、戒壇が義と事の六大秘法になります。邪宗の題目は本尊がな

い、戒壇がないから、宙から浮き上がったような題目であります。日蓮正宗の題目は本尊から出てきたもので、

力がぜんぜん違うのです。