法華経二十八品と南無妙法蓮華経

 

【問】邪宗の日蓮宗では法華経二十八品を読みますが、釈尊は南無妙法蓮華経ということを教えたのでしょう

か。

 

【答】 日蓮大聖人様の御書にも、その他の法主様のご意見にも、いずれも法華経二十八品の読誦は許さないと

いわれています。ですから、二十八品の経を読むということは日蓮大聖人の教えにそむくことであります。こと

に、御開山日興上人のいましめにそむくものです。「義道の落居無くして天台の学文す可からざる事」(日興遺誡

置文一六一八ページ)日蓮大聖人様の御書に通達しないかぎりは、法華経二十八品の研究はするなとあります。釈

尊は南無妙法蓮華経とはいいません。妙法蓮華経序品第一、妙法蓮華経方便品第二と、二十八に分けていってい

ますけれども、一回として日蓮大聖人様の南無妙法蓮華経といっておりません。釈尊はいう資格がないのです。

南無妙法蓮華経といえる資格があるのは、久遠元初の自受用報身如来です。すなわち、上行菩薩の再誕、日蓮大

聖人以外には絶対にいえないことになっているのです。ですから自行化他の題目は二十八品を読んでもわかりは

しないのです。