邪宗の意味
【問】何をもって邪宗というのですか。
【答】 日蓮正宗では、他宗を邪宗といい、また他宗では、正宗を邪宗といい区別がつきません。夫婦げんかの
ようなものです、念仏・真言・禅宗は、御書を拝読すればわかりますが、釈尊はひっくるめていえば大集経に、
釈尊みずから滅後二千年後は白法隠没といっています。功徳がないだけでなく、用いれば害になります。
たとえば、三日も前のご飯を食べれば、かえって反作用を起こすように、邪宗は有害であります。現在題目を
唱えている邪宗は、まったく見わけがつかぬが、これを見わけるのに一つ鍵があります。日蓮大聖人様の願いで
ある広宣流布です。邪宗でも広布を叫んでおりますが、三大秘法抄(御書全集一〇二二ページ)に「王臣一同に本
門の三秘密の法を持ちて」とあり、天皇も信ずる時がくるわけです。そのときのために御宝蔵には、紫宸殿御本
尊が御安置してあります。これは邪宗にはどこにもない、広宣流布は日蓮正宗の責任であり、また広布の日を予
言されている御書もあります。