折伏の強弱について

 

【問】折伏について、折伏の精神はよくわかりますが、強い折伏をしたらよいのですか、弱い折伏をしたらよ

いのですか、教えて下さい。

 

【答】 折伏には弱い強いはないはずです。どこまでも相手を救ってあげよう、どこまでも御本尊様を持たせよ

う、この精神さえあればよいのです。大声で「やるか、やらないか」という。こんなのは、強いというのではな

くて乱暴というのです。またひどい
のになると「ようし、やらなければ罰があたる」という。こんなのはおどか

しというのです。そうではなく「あなたには苦しみがあるでしょう。この御本尊様を拝めば幸福になれる。しっ

かりおやりになったらどうです」といえばよい。そのところを考えて下さい。わかりましたか? 相手方の気げ

んを取りながらする折伏は弱いというのです。相手がどんなことをいおうと、こちらはにこにこ笑いながら、相

手の痛いことをいってやるのです。「この信心をすれば幸福になれますよ。あなたのような根性の曲がったのも

なおりますよ」と相手が怒ろうと怒るまいと、相手にはかまわず、すなおな顔をして天井を見ていればよいので

す。