棟札について
【問】家の上棟式の時、日蓮正宗の御僧侶が板にかいた御本尊を屋根裏の柱に打ちつけていましたが、そまつ
にならないでしょうか。
【答】あれは御本尊ではなく、棟札といって「火も焼くこと能わず」「水も漂わすこと能わず」としたためて
あります。御本尊に似ていますが、御本尊ではないのです。信仰の対象ではないのです。あまりに御本尊に似た
ものは書いていただかない方がよい。釈尊時代から、火事を防ぐための祈りが行なわれて、上野殿御書(御書全
集一五一三ぺージ)にも「この文を唱うれば火災がおきない」というような歴史的な祈りを示してあります。