謗法の罪は許されるか

 

【問】謗法(御本尊様を投げた)をしたのですが、折伏をしてもどうしてもできません。その謗法は許されますか。

 

【答】地によって倒れたものは地に手をついて立つ(妙楽大師云く人の地に倒れて還って地に従りて起つが如し)と

いうことがあるように、御本尊様を誹謗して不幸になったものは、御本尊様を拝んでなおるのです。折伏につい

て、相手が聞かぬといいますが、折伏には聞法下種と発心下種とがあります。聞法下種とは折伏をしたが、いま

だ御本尊を受持しない場合、しかし、受持しなくとも、その人の心田に仏種を植えたのですから、かならず、や

がて信心するようになります。発心下種とは御本尊を受持して信心するようになった場合です。いずれにしても

ともに功徳は同じですから真剣にはげみなさい。