戸田城聖全集質問会編 281 結婚十三年、子供ができない

 

〔質問〕 結婚十三年になりますが、子供ができません。

 

 子供というものは、そうかんたんにできるものではありません。ところが、また、かんたんにできるもので、いらないところにはできるし、欲しいところにはできないし、金みたいなものです。「子供、子供」といっても、親を食う子供がいます。子供を食う親もいます。したがって子供が欲しいというのは、ただ欲しいというのではなくて、良い子が欲しいといわなくてはなりません。悪い子はもたぬほうがよいのです。ここの理合いがわからないのです。ところが悪い子をもてば、その子がかわいくなり、そして悩むのです。

 結婚して十三年間、子供がなかったのなら、十三年間、新婚のようにきたのですから、感謝しなければなりません。そして信心さえ強盛ならば、自分の腹をいためなくても、わが子同様の子供がかならずできます。また信心によっては、かならずわが子を産めます。産めなければ、かならず子供がきます。前世の親であろうが、兄弟であろうが、また真実のわが子であろうが、かならずくるのだから、しっかり信心していきなさい。