戸田城聖全集質問会編 267 七歳の子供が小児マヒ
〔質問〕 七歳の子供が小児マヒなのですが、なおるでしょうか。
毎回、この質問がでるのです。これは重大な問題です。これは、子供だけの罪障だけでなく、親の罪障もはいっているのです。親が生きているあいだはよいが、死んだらどうなるか、という一家の重大な事件です。医者にかけてもだめです。
しかし、入信すればかならずなおるともいえません。かならずなおるか、かならず死ぬ、のどちらかです。早く死ねばよいと思えば、絶対に死なない。どうしても助けてやろうと思えば、六分はなおり、四分は死にます。死ぬか、なおるかは、その人の信心と罪障のいかんによります。
その例は、私が大阪へ指導に行き、疲れて休んでいたら、指導を受けたいといってきたので、なんの指導かと聞くと、病気の指導だというのです。病気の指導は、私にはできないが、行ってみると、子供の腹がふくれてしまって、どうしようもないのです。しかたがないので、御本尊様にお願いしたが、気になるので、子供を本山へ連れてくるようにといってきたのですが、その後、死んだそうです。
もう一人は、築地支部の人ですが、夫婦そろって真剣にやり、座談会に行くのにも、登山するのにも、おぶって行ったのです。最後に、この人は完全になおしました。
このように、なおるか、死ぬかの、ここに一つの道しかありません。それは、親子の罪であり、その宿習を転換する、強い信心によればなおるのです。今後の信心をしっかりやりなさ い。これは、夫婦そろってやらなければ、絶対になおりません。この病気は、両親の責任だからです。