戸田城聖全集質問会編 263 伸びた腸、手術したくない

 

〔質問〕 信心して二年五か月になります。病名がわからなかったのですが、御本尊様に一生懸命にお願いしてお題目をあげたところ、胃下垂のひどいのと、大腸が六寸か七寸ぐらい伸びたままになっているとのことです。医者は手術して切ってしまえというのですが、私としては手術したくありません。手術しないでなおるでしょうか。

 

 めんどうなことです。胃下垂は問題ではない、そんなものはすぐなおります。腸が伸びてるというのは、いままでお目にかかったことがない。切ってしまうというの。

(ええ、腸が伸び縮みしないで、レントゲンをかけてみると、ひどくなっているので……)

 信心して二年にもなるのですか。真剣に
やっているのですか。やっているつもりではないのですか。それくらいの病気なら、かんたんになおりそうなものですが。

(胃下垂はよくなったのです)よくなった話を先にしたらいいではないか。だいたい、医者にかからないでもなおると、私は思う。だいたいです、私も医者ではない、あなたの話を聞いただけで判断しているのです。二年もやっていて、そんな故障がとれないなんておかしいのです。

なんだか、ぼくが責任を負わなければならないみたいではないですか。

 切れといえば、私が切れといったから切ったみたいだし、切るなといえば、先生が切るなといったからひどくなってしまったというし。これはちょっとめんどうです。これは実際いうとわからないのです。そのような、医者で困ったような病気でも、この信心でみななおっているのです。薬でなおらない、医者でなおらないというのは、なおることになっているのです。医者がわからない、医者がだめだといったら、かならずなおるのだから、これだけは、うまいものです。