戸田城聖全集質問会編 248 胃かいようと失明は信心でなおるか

 

〔質問〕 昨年十二月、胃かいようをわずらい、視力もうすいのです。そのうえ、角膜炎を一年以上わずらったあげく、片方は失明しました。信心したらなおるでしょうか。

 

 目について不思議なことを一ついいます。私も、二年間、牢にいたとき、栄養失調をおこし、網膜を痛め、ほとんど見えなくなったのですが、このごろは、なおってきました。医者は、この網膜では映らないといったが、あまり気にしなかったのです。私の主義は、御本尊様だけ見えればよいというのです。それで、おかげで見えるようになってきたのです。

 だいじょうぶ、なおります。胃かいようは、かんたんになおります。信心を強盛にして、体力を養成すればしぜんになおります。

 目の体験について、一つ述べましょう。染物屋をやっている私の友だちが、目が見えないのです。信心はとても厚い人であり、寝るとき目薬をさすのです。あるとき、目薬と染物の劇薬を間違えてさして、七転八倒の苦しみをしたそうです。気丈な婦人だったので、朝まで人を呼ばずに明け方、あまり苦しいので人を呼んだところ、キャーと逃げてしまった。あとで聞いてみると、目玉が一寸も飛び出ていたそうです。そのとき、ドイツの目の博士が切ってつないだら、見えるようになったのです。そういう不思議があるのです。あきらめないで、一心に御本尊様を信じなさい。