戸田城聖全集質問会編 146 七五三について

 

〔質問〕 七五三ということが、法華経からでたときいていますが、これはいつごろ、どういうところからでたのですか。

 

 七五三というのは、法華経にはぜんぜんありません。(ろく)(さい)()というものはあるのです。

 これは、曇無蜜多(どんむみった)という人の訳した経文のなかに、法華経の結経と申しまして、(かん)普賢菩薩(ふげんぼさつ)行法經(ぎょうほうきょう)というのがあるのです。そこに、六斎日というのが出ております。六斎日というのは、六日間、帝釈天(たいしゃくてん)四天下(してんげ)を回るのです。そこで(けもの)を殺したり、精進行をしなかったり、布施行をしなかった者をしかる日を、六斎日とたてているのです。それが七五三に通ずるのです。

 今日の仏法には何も関係のないものです。けれども、それをたてれば縁日が繁盛するのです。

また、二年ごとに子供が生まれたら、理想的ですから。それを七六五四三などと生まれたら、つごうが悪いでしょう。