戸田城聖全集質問会編 141 血族結婚と遺伝

 

〔質問〕 血族結婚が優生学上悪い理由、また遺伝について

 

 仏法上でみるならば、畜生道の行為の罪であろう。私の民族論からいえば、風土の相違による結合は新しいものを生み、よい結果をもつが、同血族結合の場合は弱いものができます。アメリカやソ連は民族結合によって若々しいのです。日本が東洋に冠たる民族であるということは、民族がつねに
新しいからであります。すなわち、風土の寒暖の差が大きく、それが結合するからであります。

 遺伝のしくみそのものは染色体の研究によって解明されますが、仏法では、それを眷属妙で説明し、宿命であるととらえます。