□めんりすと 魚介100(味噌ver.)
feat 2012/05/xx 20:35:08
材料を考えたら味噌汁的という予想は、まるで的外れ。
似て非なるものという表現がまさにここにあり。
だって料理の脇役たる味噌汁にここまでこだわって作っている人なんてそうそういないし、そもそも細かいところのアレンジがテクニカルにしてデリケートだから、味噌汁のような郷愁的な世界観が見えてこないんですよ。
むしろ外国人パティシエが日本をイメージして作った最先端スイーツ的ですらありますね。
とはいっても、他のどの料理よりも味噌汁には似てはいるけどね(笑)
でも、それ故に心にスーッと響く味わいになるんだから、それもまたアリですよね。
で、そのスープ!!
魚介と味噌の馴染み方は、やはり素材の素直さあってこそ。
後味で魚介が感じさせる塩気が、すっとスープに締まりを作り、そこに絡む苦味が生み出すエッジが堪りません。
ありがちなジャンキーな味噌ラーメンが、塩気と辛味で後味を痛快に仕立てるのに対し、それを極上にして複雑な魚介の素材感で感じさせることで、穏やかで素朴な味噌の味わいにフックを与える感じはやっぱりめんりすとさんでしか味わえない世界観・・・。
麺も美味いっ!!
スープの風合いによる影響か、麺は不思議とスパスパと小気味良さを増して感じられましたね。
味噌ラーメンとして全く新しい個性を持つこの作品、極上の透明感や旨味の洗練さにに反してガッチリインパクトを残してくれました。
じゅーにぶんに満足させられましたよ!!
ウマイ度 ★★★★★
スゴイ度 ★★★★★
私が過去最高傑作と評価している作品が魚介100の醤油をアレンジしたラーメンだったって話を覚えてくれている人いますか度 ★★★★★