□めんりすと 涼麺(塩ver.のかけ)
feat 2012/05/xx 21:18:00
今日は数百年に一度の金環日食が見られた日だから、数百年に一度級の超美食を紹介するよーーーー!!!
こんなフルトッピングが・・・
かけになるとこんな感じ!!
めんりすとさんの涼麺(塩ver.)が圧倒的に美味しいなんてことは、食べた人が一人残らず思うこと。
でも、そんな涼麺を究極の上に導くアレンジがこちら!!
まさかの高級食材のトッピングを全否定!!
無敵に美味しい三島豚のチャーシューも、魚介出汁にザラッと旨味を響かすアサリも排除。
そんなスープの上等さだけで勝負させる、作り手には酷すぎるアレンジ・・・、なんですが、なんですが、
むしろこれ、最高ですっ!
私のラーメンライフにおいて、最高に美味しいと思った作品ですよっ!!
本気で美味いです!!
鳥肌立ちまくりの美味さです。
ってか、美味すぎてマジ立った!!!!!!
最近、異常に美味いもんばっかり食べているのですが・・・、例えばひこ星さんのつけ麺や中華そば、海練さんの豚骨赤とか・・・、めんりすとさんだとビーフコンソメと煮干しら~めんとか、し・と・ら・すとか・・・
ここで確率変動起きてたね、起きてたよ。
で、めんりすとファンなら、全員がドツボの喜びを得られる、かゆいところを鈍器でぶんなぐる美食がこれ!!
もう、口当たりから濃密にして透明感ある味わいに驚きますよ!
魚介の複雑な味わいが秀!
美しい酸味の印象からかいくらか鯖節?の個性を軸にするように思わせつつ、その周囲に様々な魚の味わいを広げて行き、そこに重なる微かな貝系の甘旨いタッチも心地よし。
繊細にして種類豊富な魚介の味わいに心をすーっと引き込まれ、辿り着いた一番深い先でそれらがぱーっと口どける様に細やかさを拡散させるように感じられます。
何だろう、この複雑さと緻密さ・・・
徹底的な美しさに満ちた風味の深さ・・・
凄すぎます!!
後味のうるっとした艶やかさの極まった酸味を思わす味わいも見事ならば、余韻で微かに感じられる生姜にも思わせられるような魚介出汁ならではの枯れた味わいが、華やかな味わいでありつつも大人びた色彩に仕上げます。
塩ダレの塩気が単独で舌に残ることはなく、全てが魚介の一部分のように塩気が存在し、いわゆる「しょっぱさ」というものをまるで感じさせることがありません。
もちろん涼麺のトッピングありも抜群に美味しく、特にアサリのトッピングの旨味のがつっとしたインパクトのある旨さや、2011バージョン涼麺に使用されていた鱧や鱧の煮こごりのトッピングが生み出すコクや独特の癖を柔らかに馴染ませた巧さといったものも魅力的ではあるのですが、あるのですが・・・、
このトッピング無しの涼麺が持つ、単調さが故にまっすぐ落としこまれてしまう風味の深さが尋常ではない美しさと上等さを表現しており、これはもはや戻る場所を失う程の美味しさに!!
トッピングの楽しさといったものを求めるならば別として、美しさだけを堪能したいのであればこの作品に勝るものは到底見つけることが出来ると思えません。
過去に感動したかけラーメンというと、めんりすとさん以外では八王子の煮干鰮らーめん 圓さんの煮干し醤油のかけがあまりにも感動的でありましたが、その圓さんの圧倒的に上等な煮干しを使用したスープよりも、この涼麺はさらにさらにリッチな魚介感に満たされているように感じられます(ってか、煮干しって素材自身が高級感を出すには不向きな食材だと思うので、その煮干しで高級感出している圓さんはある意味別格なんだけどね)。
店主さんが種類豊富な魚介素材を理路整然と配置し、その素材たちがそれぞれの配役を理解した上で自己表現を図った爆発力ある繊細さ・・・、「濃厚なクリア感」という矛盾に満ちた世界観により、淡麗系が濃厚系を超越する旨味の説得力を表現しています。
これは凄いし、絶対的に美味い!!
ラーメンを美しさで語れる空前絶後の超名作、私の素晴らしいと考えるラーメンのファイナルアンサーがこれだぁ!!!!!
まじで、感覚ブレるくらいに美味いです、はい。。。。。
ウマイ度 ★★★★★
スゴイ度 ★★★★★
このラーメンを超えるラーメンは一生食べられないと本当に思っているし、濃厚なる透明感という意味不明な表現を全力で納得させうる味わいがここにあり度 ★★★★★