■めんりすと ぽ・も・ど・ろ(レモン、粉チーズ) & まさかの煮干しオイルも追加! | 静岡県東部で一番美味しいラーメン…

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ちなみに迷惑ながら勝手に惚れこんでいるのがめんりすとさん…、故にこのトップ記事。
料理人様は神様です。
最近、アクセス数欲しさにチェーン店のレビューを加えましたw

めんりすとさんの超有名ラーメン(元々はレギュラーでもないのにね)であるぽ・も・ど・ろです。


ら・めんりすとふり~くす。


 

これが実に美味い!!

 

これだけトマトの個性を出しながら、トマトの酸味が軽薄に尖らず、喉に爪を立てることもありません。

トマトの肉肉しい味わいいが、こくり淡麗系スープの旨味に調和します。

 

またトマトと鶏が交わって生まれるその味わいは、めんりすとさんにしては珍しく深さよりも快活さを主題とする味わい。

スナッキーと言えば大げさですが、そのくらい馴染みの良さを持った旨味が感じられ、トマトとラーメンという本当にあうのあわないの的な不安を一瞬で払拭してくれます。

 

トマトでありつつも欧風に傾倒しすぎず、むしろ他のラーメン以上に和の風合いに厚みを覚えさせるのもこのぽ・も・ど・ろの特徴です。

 

トマトを使ったトリッキーな印象を覚えることもなく、むしろ麺の香ばしさがジューシーに感じられ、さらには少し和風出汁の鍋料理を彷彿とさせるような、日本人にとって居心地の良い味わいにも思えるのです。

 

そういった味わいを、きっちりトマトを主題としながらも感じさせてくれるラーメンってのが嬉しいですよね。

 

スタッフの皆様の温厚で優しい人柄が溢れているように感じるラーメンであります。(←こういうレビューをまるでしない私ですが、今回久しぶりにぽ・も・ど・ろを食べてみたら、いつになくそういう印象を強く感じました。激戦区で戦っているラーメンと言うよりは、久々に実家に帰った時に子供のころに通い慣れた老舗の洋食屋でいつものスープを味わったみたいな感じ????)

 

で、これにレモンを加えてみる。

すーーーーっとレモンの清涼感が立ち、トマトのフレッシュ感が増します。

それでいてスープの持つしっかりした厚みある味わいがあるために、香味と風味だけに走りすぎず、きっちり旨味を感じられるのです。

 

今、このレビューしながら気付いた!!

話が脱線するよ!!

 

ブラッディー・メアリー(orブラッディー・マリー)ってカクテルがあるんですよ。

ウォッカ45cc、トマトジュース適量、スプーン一杯のレモン果汁って感じで作るんですけどね(正しい作り方はどっかのカクテルサイト参照でお願いします)、これが私にはさっぱり苦手だったんです。

 

塩を加えたり、オイスターソースを加えたり、レモンをレモン系飲料にしてみたり・・・って試してみても、どうも味にコクとどっしりした旨味が足りないんです。

 

そうーか、ぽ・も・ど・ろのスープにレモン加えた時の味を目指せばいいのかっ!!!

何を加えるかとか、何をどうやったらいいのかは全然わからないけど、方向性は見えた!!

 

おーっ、この気付きは財産ですよ、財産。

よかったー、ラーメン食べたおかげで、カクテルレベル上がるかもしれないね。

 

と、以上、感動的な脱線をしてみました。

 

で、次。

スープに粉チーズを加えてみます。

 

ぐちゃぐちゃ混ぜちゃ駄目。

お勧めは麺の上にのせる感じ。


それをそのまま麺を食す。

 

すると口当たりが丸く重厚な滑らかさを盛った味わいとなり、そこからのトマトの風味への展開が最高のものに!!

 

このダイナミズム、堪らんです!!! はいっ!!!!

 

 

で、最後の最後。

店主さんも呆れるであろう、まさかのチョイ足しトッピング用煮干しオイル(別皿50円)の追加です。

 

これ、ずーっとやりたかったんです。

トマトのスープにアンチョビーを加えて、イタリアンな空気出したかったですね。

 

で、隠し味アンチョビーっぽくチョイ足しする。

 

ん、なーんか違うかも。

旨味は強いけど、何か整わない感じ。

 

煮干しオイル加えるのやーめたって一瞬思ったけど、ここで気が変わる。 

 

隠し味にアンチョビーの加わったトマトラーメンではなく、トマトを加えた煮干ラーメンの方が美味いんじゃないかとか思いなおす。

 

 

そこに、先日一匹の鯨さんでベジ塩らーめんと煮干の香る塩らーめん(名前違ってたらすいません)を食べた影響があったとかなかったとか、いずれにしてもちょっと思い切りよく煮干しオイルをしっかり絡めてみた。

 

で、食す。

 

あーっ、意外にうめーっ!!

 

ぽ・も・ど・ろの和テイスト的な部分に煮干が絡むことで、意外にも「煮干し⇔和スープ⇔トマト」で、これもあるあるな感じのテイストに。 

 

最初から思い切って投入したわけではないので、絶対に相性良いとはいわないけれど、セルフで調整していくなら良い頃合いを見つけられるはず。

 

煮干しの香ばしさが、スープの和の風合いに重なりゴクリ重厚なコクを低域にまで響かせつつ、煮干しの味わいの立ち上がりの早さから全体の旨味が極めて立体的に感じられます。

そこにトマトのテイストがぐいっと中央突破を諮るため、味が抜群に表現豊か。

 

散漫になりそうなところをやはりベースとなるスープの個性が、きっちり全体に規律を生み出し、まとまらなそうで最後はまとまった味に仕上がる・・・。

 

面白いじゃん!!

 

中途半端に煮干しを入れると風味のバランスが崩れちゃうけど、煮干しオイルに主張させちゃえばこれは新しい味わいが誕生って感じでありました。

 

もっとも、天才店主さんの狙いどころと全く違う勝手豊かなチョイ足しレシピ故に、他人に嫌われることに不慣れな君たちにはお勧めしないよ・・・ってことでもないんで、50円で遊んでみるのも面白いかもしれませんよ。

 

ただし、かなりリスキー。

ミスるとめんりすとさんちの美食が、一転して不味いラーメンになってしまうかもしれないから要注意ネ。

 

 

自己責任でお願いしますです、はい。