■めんりすと 魚介100+50円で煮干しオイル付き! その① | 静岡県東部で一番美味しいラーメン…

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ちなみに迷惑ながら勝手に惚れこんでいるのがめんりすとさん…、故にこのトップ記事。
料理人様は神様です。
最近、アクセス数欲しさにチェーン店のレビューを加えましたw

■めんりすと 魚介100+50円で煮干しオイル付き! その①

ら・めんりすとふり~くす。

 
魚介100といえば、私が日本で一番好きなメニューなわけですが、この作品の凄さと言えば、オイルなしというおよそラーメンにあるまじきレシピにして、さらには魚介出汁のみのスープという個性。
 
そんなオイルなしというレギュレーションにおいてなお物足りなさを感じさせないのは、使われている魚介の圧倒的な贅沢感があればこそ。
しかし、そんな作り手の思いはどこえやら、この魚介100+煮干しオイルという組み合わせが私のフェイバリットだったりするのです。
 
普通に考えるならば、オイルの味でインパクトを与えようとするってことは、ベースのスープの味が弱いからそれを補おうとする行為にも思われてしまうところですが、この魚介100の凄さはそこにあらず!!
 
オイルにインパクトのあるものを持ってきたとしても、全くその個性を潰されないだけの貫禄ある風味が魚介だけで成立させられているからこそオイルの追加ができるという、一周回って帰ってきちゃったアレンジなのです。
 
そもそもオイルなしにしても美味いラーメンを作れるお店など限られます。
オイルなしにすることでスープの味が物足りなくなるのではなく、むしろスープの味の繊細な部分や深みまでが感じられ、オイルを抜いたことがより一層風味の豊かさを伝えてくれるというのは、それこそ選ばれし料理人の作品なればこそ。
 
オイルなしの裏オーダーの方が美味いなどと思うに値したラーメンなど、過去のレビューを見てもめんりすとさん以外には現在は三島に移転されているのUさんいくつかの作品以外にはないわけです。
 
で、そんなめんりすとさんのオイルなしにしたらさらにスープの凄さが伝わるようになった魚介100が、さらにさらに進化を続けた結果、オイルを加えてもオイルなしと変わらぬ程にスープの旨味を深く繊細に感じさせるところに到達したってわけ。
 
凄いでしょ、これって!?
 
 
というわけで、今回は魚介100に煮干しオイルのオーダーでお願いしてみました。
お値段はたったの50円増しのみ。
どうどうとオーダーできる表メニューで、裏メニューっぽいものを楽しめます。
 
で、そのお味・・・。
 
やっぱり美味かった!!
 
トッピングゼロのかけであれば、さらにさらに陶酔できたとは思えど、やはり現行品の超リッチなブランドポークのチャーシューの旨味は贅沢すぎ!!
魚介10のかけが美食極めた精進料理ならば、この作品は客人をおもてなすための宮廷料理。
 
ぶっちゃけましょう。
外国からいらした偉い方に日本のラーメンをお出しするならば、これにしときなさいよ。
 
めんりすとさんの魚介100の煮干しオイルを少なめトッピングで決まりです。
 
下品な贅沢さではない、本物の贅沢さがここには存在します。
贅沢なラーメンといえばめんりすとさんのこ・ん・そ・めという作品(スープに牛とオマール海老など3~4種のコンソメスープを合わせ、さらにトッピングされた完璧な焼き加減のフォアグラから溢れる肉汁をスープのオイルとして飾った贅沢の極みたるラーメン)が過去最高峰なれど、こ・ん・そ・めの持つ非日常の贅沢さではなく、この魚介100+煮干しオイルには日常の延長にある土や文化の色を残した上での贅沢があるんですよね。
 
というわけで、作り手の思いを無視して語るならば・・・
 
私の好みとしては、トッピング無しでオイルなしの魚介100が料理として日本一、
でもラーメンのブログを書いている身としてお薦めしたいラーメンでいえば、魚100(トッピングはオリジナルのまま)に煮干しオイル少なめに追加バージョンが日本一!
 
ちなみに煮干しオイルは、基本的に50円で別皿で提供です。
私はわがまま言って、最初からトッピングしてもらいましたが(迷いなくすっとりこの作品の世界観に落ちたかったからね)、皆さんは好みに応じて加えるもよし、加えないもよし。
どうせならオイルの量をセルフで調整して、色々な色彩を楽しんだ方が良いと思います。
 
 
というわけで煮干しオイル別皿バージョンは、オリジナル魚介100と、魚介100煮干しオイル追加バージョンの2つの味を楽しめる究極のラーメンと言えるわけです。
 
 
こんな贅沢ありますか????
 
めんりすとさんのラーメンを溺愛する私ですが、めんりすとさんのラーメンに唯一物足りなさを覚える部分があるとするならば、ラーメン特有のバカバカしさだと思うんですね(生意気言ってすいません<m(__)m>)。
 
でもセルフのオイルサービスによって遊び心やワクワクがぐっと高まったこのアレンジ・・・、もはや向かうところ敵なしの気のいい美食でありますよ。
 
もちろん遊び心と言いつつも、その煮干しオイルの美味さだって尋常ならざる整いなんだからね。
 
 
静岡のラーメンは魚臭くて嫌だというお客さんがいたら、是非是非このラーメン食べさせてやって下さい。
魚介出汁100%という逃げ道のないアレンジから、圧倒的な美食感を突き付けてくれますのでね!!
 
 
長くなったので、具体的な味わいの話はまた明日か明後日に・・・。
 
クールな店主さんの作品なのに、食べる側が熱くなっちまったぜ、ちょいと冷却してからレビューし直しますね♪