>【ツイッター限定!】14日の夜、限定メニューやります!『ムール貝の塩ら~めん』小振りのムール貝から甘い香りの優しいスープを採りました。10食限定、特別価格900円です。※女性のお客様に限り(ホワイトデー割引き価格の800円です。)宜しければお試し下さい。切実にお待ちしております。
で、食べ損じたし!!
悔しいから、めんりすとさんの初代ムール貝の塩ら~めんのレビューを再びアップするよ。
食べた人が、まじ羨ましいんですけど!!!!!
淡麗系スープ1:魚介スープ1のバージョンとのこと。
そんな細かいことは、私が味わったところでぜーんぜんわかりゃしませんが、私にだってわかることが一つ。
これ、馬鹿美味いじゃん。
何というか、こういう凄技系のメニューが限定品でごろごろと登場するのって、何なのでしょうか?
お店で美味しい限定メニューを見つけるたびに、出会いの喜びの反面、知らない奴もごろごろあるんじゃないかって不安になる・・・。
その中にはめんりすとファンクラブの歴史をひっくり返すくらいの名作があったかもしれないしね。
まあいいや、そんな話は。
で、今回の作品はムール貝を使用したスープです。
めんりすとさんの作品の中でも随一の味の強さに驚きます。
しかし味付けが濃いのではありません、
味の強さ・・・、いや味の表現力の高さが凄いのです。
めんりすとさんとしてはムール貝の癖が強く出てしまっているとの印象を受けているようですが、正直言って癖なんて全く感じないですよ。
世の中のラーメンと比較したら、癖だなんて全く思いもしません。
めんりすとさんはフレンチ出身ゆえに、何か全く異なる美しいスープ料理とでも比較して語っているのでしょうけど、その必要はないよねって思うんですがどうでしょうか?
口当たりにムール貝の肉の味わいがボワッと効きます。
ムール貝を見ていなければ鶏と誤解するかもしれないような淡白そうで密度の濃い味わい。
旨味も甘味もしっかり濃密で、これには流石にどっしりしたパンチ力を覚えます。
さらには動物肉のように味わいが太く、魚介系らしいっ複雑で繊細な表情を持っていることが素晴らし過ぎ!
そして中盤に向けてスープのボディーを作るのは魚介や鶏の個性でありますが、そこにニンニクの個性が感じられ、このニンニクが臭さではなく、しっかりした厚肉の旨味を作ってくることに驚きます。
後味には辛味と塩気がぐぐっと増します。
塩ダレは少なめというこの作品ですが、ムール貝が持つ個性によって塩気がひしっと高まり、加えられた少量の一味の個性が同調して引き上げられます。
この後味は、随分と気分を高揚させてくれますよ!!
それにしてもムール貝というコンセプトも刺激的ながら、めんりすとさんらしからぬ分かりやすい複雑さであることが興味深い作品でした。
展開の大きさも圧倒的で、ジャンキーに思わせるほどに明瞭な旨味を持ちつつ大人びていてエレガント、チープな印象はまるでみられません。
ムール貝の癖を出しつつ、臭みを抑え、しっかりと豊満な旨味を表現しきったこの作品、このインパクトは凄い!
変わり種のトッピングメニューではなく、これこそ待っていた味と言える内容です。
めんりすとさんの作品の中で最も濃厚な味わいとジャンクっぽさを楽しませる、その実リッチな高級魚介系ラーメンです。
これは美味すぎ。
めんりすとさんの才能と手数の多さに、またもまたも参りました!!