漫画「トリがみさま」51
(2021.7.20)
最初のお話はこちら→ トリがみさま ①
前回のお話はこちら→ トリがみさま ㊿
トリがみさまたちは、しばらく下るとトンネルに着いた。
門が壊れてぼろぼろになってるでちゅん!
こないだ通ったときもこうだったでぴ。
こういう演出なのかもしれんでぴ。
注:これは演出などではなかった。
トンネルの門や看板が壊れたのは、
暴走した台車のせいであった…。
トンネルの中は薄暗がりで、
最初は足元すらおぼつかなかったが、
奥に進むにつれて、次第に目が慣れてきた。
鳥目とはいえ、チュンは多少夜目が利いた。
道の両側は思ったより広く、
大きな岩がたくさん転がっているようだった。
さらに目が慣れてくると、
チュンはある異変に気づいた。
ちょ!ピイさん、なんか動いてるでちゅんよ!!
ぴ?こないだは急いでて気が付かなかったでぴ!
確かに、そう言われてみると
周りがざわざわしているようだった…。
つづく